ETC割引制度を上手に使うためのポイント
2009年3月28日から、景気対策で始まったETC搭載車休日割引制度。土・日・祝日の高速料金が1000円を上限に5割引になるということで、当初、どこまで行っても1000円だと勘違いをしてしまった方も多いと思います。しかし料金体系の複雑さにより、思っていたより安くならなかった、という経験をした人もいるのではないでしょうか。そこでまずは大まかな概要をご説明しましょう。料金所での支払いがスムーズにできるなど、バイク乗りにとってETC搭載のメリットはたくさんある |
まず、高速道路には「地方部」「大都市近郊区間」「首都高速/名古屋高速/阪神高速」という3つの分類があることを念頭に置いてください。例えば関越自動車道は東松山ICまでは「大都市近郊区間」。どこまで走っても1000円というのはその先の「地方部」が対象です。そのため、首都高速経由で関越自動車道を走る場合、首都高速料金+関越自動車道・大都市近郊区間料金+関越自動車道・地方部、の料金が必要になるというわけです。
バイク用ETC車載器はアンテナ分離型と一体型の2種類 |
また、この制度は土・日・祝日に限られたものなので、利用時間帯もおさえておかなければならないポイントです。土・日・祝日の午前0時から午後12時の間に入出どちらでもいいので料金所を通過するか、平日に入出してもこの時間帯に走行していれば割引は適用されます。
BikeJIN 2009年4月号 730円/エイ出版社 |
大都市近郊区間(休日昼間3割引)や首都高速(日祝割引)/名古屋高速(日祝割引)/阪神高速(休日割引)もそれぞれ割引を開始したので、トータルで見ればかなり安くなるこの高速割引制度。ツーリングが気持ちよくなるこれからの季節に、使わない手はありません。「 BikeJIN 5月号」、さらに4月30日発売の「BikeJIN 6月号」でもETC活用術を詳しく説明しているのでそちらも参考にしてください。
2850円もお得! 極上の山岳ワインディング「志賀草津道路」
志賀草津道路は国道最高所の芳ヶ平(標高は2172m)通過することでも有名 |
北アルプス、中央アルプス、南アルプスと、3000m級の山々を有する長野県は、バイク乗り垂涎のワインディングロードが数多くあります。なかでも国道292号線内にある「志賀草津道路」(中野―草津間)は人気のルート。上信越自動車道の信州中野ICを降りて東に向かえば、そこが長野県側の起点です。
エメラルドグリーンの湖面が神秘的な白根の湯釜 |
○首都高区間→信州中野IC
通常:5350円→2500円
※料金は日祝日6時~22時・ETC搭載車を例に算出しています。
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