メモリーカードに潜む意外な落とし穴
現在のエントリークラスとなるデジタル一眼カメラは、ほとんどがSDカード、SDHCカードを採用している。そのため、コンパクトスタイルのデジタルカメラからのステップアップであっても、ほとんど問題はない。ソニーのαシリーズも最新機種ではSDカードとメモリースティックDuoのデュアルスロットになっている。
現行機種のエントリークラスでは唯一、オリンパスのE-620/E-520だけがxDピクチャーカード&コンパクトフラッシュのデュアルスロットとなっており、SDカードが使用できない(E-P1はSDHCカード採用)。
また、中古で購入する時には気をつけたい部分がある。SDHCに対応しているか否かだ。
ニコンのD50は、SDHCに対応しておらず、2GBまでのSDカードしか使えない。ペンタックスのK100はファームウェアを更新することでSDHCに対応できるが、それ以前の*istDシリーズは多くがSDカードのみだ(初代の*istDのみコンパクトフラッシュ)。
また、EOS KissシリーズもEOS Kiss デジタル X以前はコンパクトフラッシュを採用しているし、αシリーズも100/200/300/350はコンパクトフラッシュのみ。オリンパスのE-シリーズはxDピクチャーカード&コンパクトフラッシュ。
思い込みで「手元のSDHCカードがあれば大丈夫」と考えていると、失敗してしまうこともあるというわけだ。
ただ、コンパクトフラッシュ対応機であればSD/SDHC→CFへのアダプタを用いれば対応できないこともない。