バイク/ツーリングスポット

伊豆の海鮮を丸ごと味わう!(2ページ目)

関東近郊に住むライダーにとって、伊豆はツーリングのメッカといえます。そこで今回の旅は、"食"に重点を置き、伊豆の海鮮料理を満喫できるルートをご紹介します。

執筆者:埜邑 博道

お腹いっぱいで海岸線を走り抜ける

海鮮丼を平らげたあとは、幸せな気分で海岸線を南下していきましょう。伊東から川奈までは、松と岩礁の美しい海岸線が続いています。この辺りは黒潮のせいか、風もなんだか暖かく感じます。

そのまま、国道135号線を南に走っていくと、見えてくるのが伊豆高原の地。そして、ここでも気になる看板を発見。「うまいもん処」というこの店、なんでも「石焼漁師めし」が名物だとか。店員の方の、海鮮モノを使ったオリジナルの石焼ビビンバ風丼という説明を聞いているうちに、すでにどこに座ろうかと、店内を見渡してしまうこと請け合いです。

居酒屋風の落ち着いた店内には、七輪で焼く魚介の美味しそうな芳香と煙が充満しています。昼間は生の魚を堪能しただけに、この嗅覚の刺激がまた格別です。

伊豆高原ビールの店ということで、グラスに手が伸びそうになりますがが、グッと気持ちを抑えて、ジュウジュウと音を上げながら運ばれてくる「石焼漁師めし」に気持ちを集中させましょう。

丼めしが出てくれば、なるほど、と膝を打つに違いありません。燃える山海丼とでも呼べるような、山と海の幸がふんだんにあしらわれた一品です。ご飯の上にキャベツの千切りと山菜を載せ、少し辛めの味噌で和えた新鮮な魚介類が中央に鎮座した、迫力十分の一品です。

石焼漁師めし
 
運ばれてくる際の香りだけで、美味しさが伝わってくる

鮮度が落ちていくのに負けないように丼を平らげるには、峠を攻めるような俊敏さが必要です。慌てすぎて、雑なライディングにならないように、丁寧に味わいましょう。

昼の魚と夜の魚を目いっぱい堪能したあとは、地元の漁師が考案したという「まご茶」という茶漬けでシメましょう。漁師の朝ごはんですが、さっぱりとした一品で、身も心もあたたまります。

海から山へと欲張りコース

すっかりお腹いっぱいになったあとは、バイクに乗って腹ごなしをしましょう。海の景色から伊豆スカイライン方面へと、今度は山の緑を存分に堪能しましょう。修善寺から駿河湾方面へと抜けていけば、伊豆半島を横断できます。帰路は修善寺から国道136号線を通り、東名高速道路へと流れるコースがスムーズです。

みなさんも、海の幸を満喫できるツーリングに
ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか?

ルートマップ
 




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