バイク用防寒グローブ(ウインターグローブ)12製品をインプレッション

沢山のメーカーからバイク用の防寒グローブ(ウインターグローブ)が発売されており、製品選びに迷う方も多いのではないでしょうか? 今回は、冬のバイク用防寒グローブ(ウインターグローブ)の選び方と、メーカー広報がおすすめする製品、7メーカー12製品をインプレッションしました。

(目次)
冬のグローブ選びは何を基準にすれば良い?
RSタイチ アームドウインターグローブ
RSタイチ ゾーンウインターグローブ
モンベル ウィンドストッパーインシュレーテッドサイクルグローブ
モンベル OutDry サイクルグローブ
ホンダ カーボンウインターショートグローブ
ホンダ ウインターツーリンググローブ
クシタニ ゴアテックスレザーグローブ
クシタニ ウインドストップウインターグローブ
ゴールドウイン マルチウインターグローブ(ユニセックス)
ゴールドウイン ゴアテックスウインターレザーウォームグローブ
パワーエイジ ソフトフィールウインターグローブ
ワークマン イージス防寒手袋 防水袖付タイプ 
グローブ購入前には必ず試着を!
 

冬のグローブ選びは何を基準にすれば良い?

12月に入り冬本番となってきました。バイクに乗る際に必須になるアイテムと言えばヘルメットですが、グローブもとても大事です。

まずバイク用のグローブに求められる最低限の機能は防風性能。バイクは常に風を切って走るので風が入ってきてしまっては意味がありません。そのため軍手や毛糸のグローブ等は適していません。

次に操作性です。一般的に中綿の量が多い方が暖かいですが、その分操作性は悪くなる傾向があります。バイクはブレーキやクラッチ、アクセルなど手で行う操作があるので操作性は非常に大事です。

あって嬉しい機能としてはプロテクターです。転倒時などに手を守るプロテクター機能があると安心感があります。

今回はバイク用品メーカーをメインにアウトドアメーカーや作業着メーカーにもご協力頂き、広報担当者オススメの製品をお借りしました。

メーカー広報オススメグローブ12選!これを全部2日ずつぐらい使ってみました

メーカー広報オススメグローブ12選!これを全部2日ずつぐらい使ってみました


11月の半ば頃から12月の初旬まで全部で12種類のグローブを実際にバイクの運転に使って使用感を確認しました。すぐにわかる操作性や防寒性は星の数で評価をつけました。

ただし、天候条件が常に一定ではなかったので参考程度にして下さい。

防水性や耐久性なども比べたかったところですが、長期的に使ってみなけれわかりません。いくつかのモデルは長期インプレ用に貸し出しして頂きましたので後日追記したいと思います。

それでは一気に12モデルご紹介致します。

RSタイチ アームドウインターグローブ

手の甲のカーボンプロテクターが格好良い!

手の甲のカーボンプロテクターが格好良い!


価格:1万1200円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・スマホタッチ・プロテクター・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆☆(使い始めは若干硬い)
防寒性:☆☆☆

素材
表地:合成皮革・ナイロン・牛革・やぎ革・ネオプレン
裏地:ポリエステル
ライナー:ドライマスターグローブインサート
中綿:シンサレート

表地に合成皮革・ナイロン・牛革・山羊革・ネオプレンと異素材を組み合わせ、表地と内装の間に防水・透湿性能に優れたドライマスターという素材を採用しています。

更に内装には起毛生地のポリエステルを採用しつつ、カーボンナックルプロテクターでプロテクション性能を高めた多機能モデルです。

袖口の部分はゴムで適度なフィット感を得つつ、雨天時などしっかりと手首部分をしめたい時はマジックテープでしめることができます。

実際に使ってみると、断熱性と保温性に優れた中綿「シンサレート」を採用しているはずですが、中綿の量は比較的少ない印象です。

冬用のグローブというと中綿の量が多くモコモコしているイメージですが、アームドウインターグローブは細身でフィット感に優れており操作性を意識したモデルと言えます。

手の平の皮部分は使うことで馴染んでくる

手の平の皮部分は使うことで馴染んでくる

革を使っているので生地表面の質感が高く高級感があります。色々な生地が張り合わされている表地なので縫い目から水が染みてくるかなと思ったのですが、テスト期間中に雨が降ってきたので試してみたところ、1時間の走行で水がしみてくることはありませんでした。防水性は高そうです。

ただ中綿の量は少ないので体が温かい状態で着用すると保温性が高く暖かい状態が続きますが、体が冷えた状態で着用すると温かいというよりは寒くないという表現が正しいでしょう。

恐らくほぼ新品状態のグローブを借りたので、使いはじめは硬い感じがしましたが、3日間使っているうちに馴染みました。使い込むことで更に操作性は良くなっていきそうです。

※購入の際は、サイズに注意してください

RSタイチ ゾーンウインターグローブ

ロング丈でドライマスターを採用している

ロング丈でドライマスターを採用している

価格:8900円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・スマホタッチ・プロテクター・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆☆

素材
表地:ナイロン・牛革・合成皮革・ネオプレン
裏地:ポリエステル
ライナー:ドライマスターグローブインサート
中綿:シンサレート

こちらも表地にはナイロン・合成皮革・ネオプレン・牛革と居素材を組み合わせ、表地と内装の間に防水・透湿性能に優れたドライマスターを採用したモデルです。

プロテクター機能もついていますが、こちらはソフトタイプを採用しています。

形状は袖口が長いロングタイプとなっており上着などの袖まですっぽり覆うことができます。袖口はドローコードとマジックテープでしめることができるようになっており、冷気の侵入をしっかりとカットします。

異なる点としては、こちらは中綿のシンサレートの量がアームドウインターグローブに比べて多いところ。アームドウインターグローブよりもゾーンウインターグローブの方が暖かさという点では優れているといえます。

こちらは使いはじめから柔らかい

こちらは使いはじめから柔らかい



気温が10度以上の状態だとかなり暖かく手汗をかくほどでしたが、透湿性能にすぐれているため蒸れる感じはありませんでした。

生地自体も全体的に比較的柔らかく動きを妨げない立体裁断を採用しているので動かしにくさもありませんでした。

※購入の際は、サイズに注意してください


モンベル ウィンドストッパーインシュレーテッドサイクルグローブ

価格が安く使い勝手が良い

価格が安く使い勝手が良い

価格:4500円(税抜き)
機能:防風・透湿・スマホタッチ・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆☆

素材
表地:ウインドストッパーファブリクス・コットン・ストレッチクリマプラス
裏地:シャミース
ライナー:なし
中綿:シンサレートウルトラ

モンベルはバイク用のグローブも販売していますが、オススメ頂いたのはサイクルグローブ。その中でも暖かく操作もしやすいのがウィンドストッパーインシュレーテッドサイクルグローブです。

こちらは中綿にシンサレートウルトラを採用しており、シンサレートに比べると15%断熱性に優れています。表地にはウインドストッパーファブリクスを採用しており、防風性と透湿性に優れた素材です。

更にハンドルにある程度体重を掛けて運転する自転車用のグローブらしく手のひらの荷重がかかるポイントには緩衝フォームが封入されているため、前傾の厳しいスポーツバイクを運転する際などにも良さそうです。

バイク用のグローブではありませんが、生地が柔らかく動きを邪魔しない素材が採用されているのでバイクの操作をしてもストレスはありません。
バイクよりハンドルに荷重をかけるので掌にはクッションがしっかり装備されている

バイクよりハンドルに荷重をかけるので掌にはクッションがしっかり装備されている

更に中綿のシンサレートウルトラと裏地のフリース生地のシャミースは非常に暖かく真冬でも耐えることができそうです。

こちらも気温が10度前後の際に使用すると手汗をかくほどに暖かかったのですが、透湿性能に優れているので蒸れる事はありませんでした。

残念な点としては防水性能がないので全天候型ではないところと、手首部分の絞りがない点です。

 ※購入の際は、サイズに注意してください


モンベル OutDry サイクルグローブ

これ一枚だと防寒性は期待できない

これ一枚だと防寒性は期待できない


価格:7143円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆
防寒性:☆

素材
表地:アウトドライ・合成皮革
裏地:ポリエステル
ライナー:なし
中綿:なし

防水透湿性能と操作性を最高レベルで実現するOutDryテクノロジーを採用し、手のひらの荷重がかかる部分には緩衝フォームを封入しています。

裏地にはメッシュ生地を採用しており温かい状況下でも蒸れやべた付きがなくサラサラの状態を保つことができます。

しかし、こちらのグローブは中綿が入っているわけではありません。触ってみるとペラペラです。私がこちらのグローブを推したいのは防水透湿性能が高く、薄い素材を採用していることで濡れても乾きやすいという点です。

こちらもしっかりとクッションが入っている

こちらもしっかりとクッションが入っている

冬の雨天時に中綿まで濡れてしまったグローブはなかなか乾きません。しかも防水グローブは基本的にドライヤーなどで乾かすと防水性能が落ちてしまいます。中綿入りのグローブは濡れてしまうと乾くのに1日以上かかることもあります。

その点、OutDryサイクルグローブは乾きやすく防水透湿性能に優れているので連続して雨の日が続いてもサラサラの状態で使うことが出来ます。

問題は防寒性に欠ける点ですが、こちらはインナーグローブを使うことで解決できます。サイズはMサイズをお借りしましたが一回り大きく指先も若干あまる印象でした。一般的なMサイズに比べると少々大きいのです。

そのためインナーグローブをつけた状態でOutDryサイクルグローブをつけても窮屈感がありません。モンベルではフリース素材のシャミースインナーグローブを扱っています。

シャミースはストレッチ製に優れ肌触りがよく蒸れない素材なのでインナーグローブにはピッタリ。しかも速乾性に優れているので冬の雨が続く時にはOutDryサイクルグローブとシャミースインナーグローブの組み合わせが最高と言えるでしょう。

※購入の際は、サイズに注意してください


ホンダ カーボンウインターショートグローブ


手の甲以外にも二箇所カーボンプロテクターが装備されている

手の甲以外にも二箇所カーボンプロテクターが装備されている

価格:8500円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・スマホタッチ・プロテクター・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆

素材
表地:ナイロン・ポリウレタン・ゴートレザー・クロロプレンゴム
裏地:ポリエステル
ライナー:HIPORA
中綿:ポリエステル

ホンダと言えば車両メーカーですが、最近はウエアやグローブなど用品関係にも力を入れています。既に紹介したRSタイチのアームドウインターグローブはホンダとのコラボモデルも存在し、トリコロールや赤×黒などホンダらしいカラーリングを販売しています。

ホンダのカーボンウインターショートグローブはカーボンプロテクター入りでショートグローブという点ではアームドウインターグローブに似ていますが、使ってみるとキャラクターは異なります。

表地にはナイロン、ポリウレタン、ゴートレザー、クロロプレンゴムなど複数の素材を組み合わせていますが、レザーを使っているところは少なく柔らかい印象です。

裏地と中綿はポリエステルを採用しており中綿の量は比較的多め。裏地は起毛となっており肌触りもよくなっています。
掌の方にもカーボンプロテクター

掌の方にもカーボンプロテクター


透湿防水にするためにHIPORAというインサートが採用されており、こちらのモデルも手汗をかくような状況下でも蒸れることはありません。

手の甲以外に手のひら側にもカーボンのプロテクターがスライダーとして入っているのも特徴のひとつです。

シンサレートなどの高機能中綿を使っているわけではありませんが、充分に中綿が入っているので暖かく感じました。

※購入の際は、サイズに注意してください


ホンダ ウインターツーリンググローブ

中綿ぎっしりだが操作性が損なわれていない

中綿ぎっしりだが操作性が損なわれていない

価格:8900円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・スマホタッチ・プロテクター・緩衝フォーム・シールドワイパー

操作性:☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆☆

素材
表地:ナイロン・ポリエステル・ネオプレン・合成皮革(アマーラ)
裏地:記載なし(おそらくポリエステル)
ライナー:SAITOS
中綿:記載なし(おそらくポリエステル)

小松精練の防水・透湿性に優れたSAITOSを採用し、掌の部分にはクラレ社のスポーツ用人口皮革アマーラを採用した機能性と操作性を両立したモデルです。

夜間走行時にはヘッドライトの光を反射して存在をアピールするリフレキパイピングを甲部や指部に配置しており甲の部分にはソフトプロテクターを装備しています。

中綿は比較的多めに入っているのですが、指関節部分に伸縮性に優れたネオプレンを採用するなど操作性を犠牲にしない工夫が施されています。

こちらはロングタイプのグローブですが、手首と裾の二箇所が締められるようになっており、雨風の侵入をしっかりと防ぎます。

手の甲部分にはソフトプロテクター

手の甲部分にはソフトプロテクター

左手の人差し指の部分にはスキー用のグローブで採用されることの多いヘルメットのシールドに雨がついた時などにぬぐう為の水切りがついています。

中綿の量がカーボンウインターショートグローブより多く指部分などは一回り太いように思いますが操作性は決して悪くはありません。

純国産透湿防水フィルムであるSAITOSの透湿性能も素晴らしく、かなり暖かいグローブですが蒸れる印象は一切ありませんでした。

※購入の際は、サイズに注意してください


クシタニ ゴアテックスレザーグローブ

初めて見た時の印象はごつくて強そう!

初めて見た時の印象はごつくて強そう!

価格:1万8500円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・スマホタッチ・プロテクター・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆☆

素材
表地:撥水牛革・合成皮革・タイタニュームα
裏地:サーモライト マイクロフリース・ポリエステル(テトニット)
ライナー:ゴアテックス
中綿:シンサレート

クシタニの数あるラインナップの中でも最高峰のモデルがゴアテックスレザーグローブです。使われている素材を見るだけでも最高級のモデルであることがわかります。

まずあまりにも有名な透湿・防水素材のゴアテックス。今ではあらゆるメーカーから透湿・防水素材が販売されていますが、ゴアテックスはまぎれもない先駆者ブランドです。

またクシタニと言えばレザー用品を思い浮かべるライダーも多いはず。レーシング用のレザースーツやジャケット、パンツまで幅広く扱っています。
手首の部分は広めでマジックテープでしっかりと締められる

手首の部分は広めでマジックテープでしっかりと締められる

商品名にもあるようにこのグローブにも撥水牛革、合成皮革、人工皮革などグローブの部位によって最適な素材が採用されています。

裏地はなんと場所によって素材を変えています。甲部、手首、甲部の指先にはアンチピリングフリースやサーモライトマイクロフリース。手汗をかきやすい掌は吸汗速乾性に優れたテトニットを採用しています。

実際に使ってみると、中綿はかなりぎっしり詰まっており防寒性には優れています。とても寒い日に使用したので蒸れるほど汗をかくようなことはなかったのですが、経験上ゴアテックスは透湿性能に優れているので蒸れることはないでしょう。

ゴアテックスウインターグローブは袖が長いタイプですが、入り口部分は比較的広めに確保されておりマジックテープで絞ることが可能。通勤で着ていたミリタリージャケットの袖まですっぽりとかぶせる事が出来たので風は一切入ってきませんでした。

かなり綿が入っていますし、革を多用していますので操作性は微妙かな?と思いましたが、さすがに場所によって最適な素材を採用しているだけあり動かしにくさは皆無。使っていて馴染んでいくという感覚ではなく、初めからしっかりと馴染む感じでした。

※購入の際は、サイズに注意してください


クシタニ ウインドストップウインターグローブ

見た目はカジュアルで町でも使えそう!

見た目はカジュアルで町でも使えそう!

価格:8600円(税抜き)
機能:防風・透湿・スマホタッチ・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆☆

素材
表地:綿・撥水牛革・人工皮革・ポリエステル
裏地:アンチピリングスリース・ポリエステル(テトニット)
ライナー:透湿防風フィルム3レイヤー
中綿:シンサレート

ウインドストップウインターグローブは手の甲側にコットンを採用したカジュアルなデザインを採用しています。コットンだけだと風を通してしまいますが、透湿・防風フィルムが入っているので風を通すことはありません。

暖かさを決める中綿はシンサレートが採用されており、しかも比較的ぎっしりと入っていますが、掌側の稼動部がコットンになっているので動かしやすくなっており、一部に革を採用していますが硬さを感じることがありません。

手首部分にはゴムが入っており適度に締まる

手首部分にはゴムが入っており適度に締まる


試乗をした日の昼間は気温が15度ぐらいまで上がったシチュエーションだったため、中綿がシンサレートということもあり若干暑いぐらいの体感だったのですが、掌側に吸汗速乾性に優れたテトニットが採用されているため蒸れることはありませんでした。

防水機能はありませんがバツグンの暖かさと操作性に優れたグローブです。

※購入の際は、サイズに注意してください

ゴールドウイン マルチウインターグローブ(ユニセックス)

見た目はバイク用のグローブに見えない

見た目はバイク用のグローブに見えない


価格:7900円(税抜き)
機能:防風・防水・スマホタッチ・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆

素材
表地:ウール・やぎ革
裏地:ボア・フリース
ライナー:Gベクターインサート
中綿:なし

ゴールドウインのマルチウインターグローブは使われている素材がバイク用のグローブとしては珍しいのが特徴です。まず甲部分にはウールが使われています。

バイク用のグローブは防風が必須。更に防水であれば好ましいですがウールは防風でもなければ防水でもないので一般的にバイク用のグローブには使われていません。

しかし最近のバイク用グローブは表地と裏地の間に防水や防風のフィルムを入れる三層構造が一般的となってきています。

マルチウインターグローブも防水・透湿のGベクターインサートが採用されており風をとおすことがありません。素材面で言えば裏地も起毛のナイロン素材ではなくボア+フリースを採用しています。

手首の部分はゴムで適度に締まり、掌にはクッションが入っている

手首の部分はゴムで適度に締まり、掌にはクッションが入っている


濡れてしまうと乾きにくい欠点はありますが、起毛素材に比べて肌触りが良く暖かく感じます。掌の部分にはやぎ革と振動を吸収するアンチバイブレーションフォームを採用しています。

革は使い始め若干硬いですが、使っているうちにしっかりと馴染んできました。デザイン的には町で使っても違和感の無いデザインが採用されています。

ウインカー操作をする親指部分が他の指に比べて若干短くなっており、操作しやすい点も見逃せません。

※購入の際は、サイズに注意してください

ゴールドウイン ゴアテックスウインターレザーウォームグローブ

表面はオールレザーで上品な印象

表面はオールレザーで上品な印象

価格:1万6000円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・緩衝フォーム・シールドワイパー

操作性:☆☆☆☆☆(使い始めは若干硬い)
防寒性:☆☆☆☆☆

素材
表地:やぎ革(撥水加工)
裏地:フリース・フィールドセンサー
ライナー:ゴアテックス
中綿:光電子プリマロフト・シンサレート

表面全体に撥水加工を施したやぎ革を採用したグローブです。見た目はバイク用のグローブという感じではなく街中で使っていても違和感のないデザインに仕上がっています。

デザイン面はバイクグローブに見えないデザインですが、機能性で見てみれば掌には振動を吸収するアンチバイブレーションフォーム、人差し指のところにはシールドに雨がかかり見えにくくなった際にワイパーのように使うことができるシールドワイパーを装備しています。

防寒性は非常に優れており中綿に光電子プリマロフトとシンサレートを採用しています。保温、軽量、撥水、柔軟、通気全ての面に優れた光電子プリマロフトはアメリカ軍などでも採用されており機能性は折り紙つき。

インサートには防水・透湿素材としては非常に有名なゴアテックスを採用しています。

手首はマジックテープでしっかり締まる

手首はマジックテープでしっかり締まる


更に裏地には甲側に暖かいフリース、掌側にはフィールドセンサーという素材を採用しています。色々なバイク用ギアを使ったことがありますが、フィールドセンサーという素材には初めてふれました。

調べてみたところ汗によるべた付きやまとわりなどを感じさせない着心地を実現したスポーツウェア素材のようです。触った感じはメッシュのようなサラリとした素材となっています。

中綿がしっかりと入っており非常に暖かいグローブですが、ゴアテックスの透湿性能とフィールドセンサーの組み合わせは愛称がよく、常にサラリとしたさわり心地でした。

恐らく新品の状態の製品を貸していただけたようなので、初めは革が硬く操作性もイマイチに感じましたが、1日使っただけでもかなり馴染んできました。

※購入の際は、サイズに注意してください

パワーエイジ ソフトフィールウインターグローブ

どことなくミリタリーっぽい雰囲気がある

どことなくミリタリーっぽい雰囲気がある

価格:1万2000円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・緩衝フォーム

操作性:☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆☆

素材
表地:ナイロン・WINDSTOPPER?
裏地:ポリエステル
ライナー:ゴアテックス
中綿:フレサーモR

ソフトフィールという名前どおり使用感が非常に柔らかいグローブです。柔らかいので操作性は抜群です。内外装の素材は公表されていませんが裏地は恐らくポリエステルの起毛素材。

表地は革を含めた3種類ぐらいの素材を場所ごとに使い分けている感じです。これが独自の柔らかい感触を作る理由の一つでしょう。

二層目にはゴアテックスを採用しているので防水性と透湿性能は折り紙つき。更に風当たりの強い指先にはゴアウインドストッパーでカバーして防風性能を高めています。

ジッパーでサイズの調整ができる

ジッパーでサイズの調整ができる

中綿には赤外線を吸収して熱変換するフレサーモを採用しています。そのため天気が良い時ほどしっかりと発熱して温かくなる印象がありました。気温が低くても天気がよければ綿自体が発熱して暖かくなっている感じです。

掌には衝撃吸収素材のPORONを採用しています。優れたクッション材で衝撃エネルギー吸収性に優れているのでバイクの振動が手に伝わってくるのを緩和し、事故の際などにはプロテクターの効果も発揮します。

※購入の際は、サイズに注意してください

ワークマン イージス防寒手袋 防水袖付タイプ

コスパは他の追随を許さない

コスパは他の追随を許さない

価格:1185円(税抜き)
機能:防風・防水

操作性:☆☆
防寒性:☆☆☆☆

素材
表地:ポリエステル・PVC
裏地:表記なし(恐らくポリエステル)
ライナー:PVCフィルム
中綿:シンサレート

圧倒的な低価格がセールスポイントのワークマンの防水グローブです。表地はポリエステルですが、掌側には作業でも使えるようにPVCの滑り止めが採用されています。

裏地には肌触りが柔らかく暖かいマイクロフリースを採用しており、表地と裏地の間には厚手の防水フィルムを採用しています。

驚きなのはこの価格で中綿にシンサレートを大量に入れていることです。今まで紹介したグローブよりも一回り程度大きく中綿の量の多さを感じさせます。

恐らくこのグローブを一番初めに使っていたらコスパの良さや性能に驚いていたと思います。ですが高性能なバイク用グローブを採用したあとだった為、細かい粗は目立ちました。

一番マイナスポイントとなったのは操作性の悪さ。中綿を大量に使っているので指を曲げる動作をする際に若干のストレスがあります。そのためクラッチ、ブレーキの操作が若干しにくく、ウインカーの操作も慣れるまでしにくい印象でした。

また裏地のマイクロフリースは汗を吸いやすく透湿性能はないのでしっとりしてしまいました。ただ真冬であれば汗をかくことはあまりないですし、この価格でこの防寒・防水性能なのは特筆すべき点です。


グローブ購入前には必ず試着を!

ここ数年でライダーの価値観も多様化してきている印象を持っていましたが、昔ながらの転倒や事故を起こした際のプロテクター能力を重視しているグローブもあれば、ファッション性を重視したグローブもあり驚きました。

今回紹介したグローブの中には1万円以下の製品もありますが、昔であれば1万円以下でコレだけの性能のグローブは購入できなかったと思います。

特に驚いたのは透湿性能の素晴らしさ。冬用のグローブは暖かいものの、汗ばんだ時に内装が汗を吸って感触が悪くなる印象を持っていましたが、最近の透湿素材は非常に優れており対応できる温度帯が広いように感じました。

最後に一つだけ注意点を。私は普段Mサイズを使っていますが、各メーカーによってサイズ感は若干異なります。特に親指部分があまるようだと、ウインカーを操作しにくいことがあります。

量販店を見に行ってみたところ、試着はできるようですので購入前にはサイズ感を必ず核にして購入するようにしましょう。

【メーカーリンク】
RSタイチ
モンベル
ホンダ
クシタニ
ゴールドウイン
パワーエイジ
ワークマン

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