その2 目指す割合をイメージしておく
ある程度リスクが取れる方は、新興国の株と商品を入れてリターンを求めても。
簡単にチェックできるのが、銀行協会のリスク許容度診断。年齢や資産、投資知識について簡単な質問に答えていくだけで、リスク許容度からポートフォリオの一例を示してくれます。
バランスファンドの配分や公的年金を運用する機関の運用の仕方を参考にして独自のポートフォリオを組むこともできます。例えば、値動きが大きいのは心配、手元のお金もあまりないし。という安定志向の方は、公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)という組織のポートフォリオが参考になるでしょう。
【参考記事】
・公的年金の運用に学ぶ! 負けない分散投資
ポートフォリオの割合を自分で管理するのが面倒だから、最初から、国内外の株や債券を投資対象としているバランス型ファンドを購入するのも一法です。一口にバランス型ファンドといっても、資産対象や割合が違うので比較が必要。
比較検討にはオールアバウトのおすすめ投資信託一覧、バランス型の欄が参考になります。
その3 コツコツ、円を大きくしていく
積立投資の場合は、割合を決めて毎月投資していけば、市場環境により変動はあるもののポートフォリオの口数は増え続けます。この秋から楽天証券が1000円から積立投資ができるようになり、1,000円単位でオリジナルの分散投資が可能になりました。少ない資産でも挑戦できるのは、投資ビギナーにとってうれしいニュースですね。その4 年に一度ポートフォリオの棚卸
どうしても、資産ごと価格の動きが違うためポートフォリオのバランスが崩れてしまうことがあります。最低でも年に一度は資産がどうなっているか資産の棚卸をしてみましょう。ここでしておきたいのがリバランス。割合の増えた資産を売却して、減った資産の買い増しをする方法もありますが、コツコツ派におすすめなのは、割合の減った資産に重点的に積立資金を投入するという方法です。
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比較的投資に時間を費やなくてもお任せできるのが投資信託の特徴ですが、簡単に利益を求められるものでもありません。長期の資産形成を考えているにしても、年に一度は手持ち資産の確認は必ず行ってくださいね。