くろくまの滝に圧倒される
高さ85m、幅15mに及ぶくろくまの滝。立ち上がろうとする黒熊の姿に見えますか? |
この辺りの森を走っていると、突然森の中からウサギなどの野生動物が飛び出してくることがあるのでご注意を。「400年ブナ」 の時と同じで、滝へはそのままバイクで乗り入れることはできません。近くにバイクを停めて歩いて滝へ向かいます。歩いて行く森の中には水の気配が満ち満ちています。
なんとブナの成木は森の中に数トンの水を抱えているとか。森の冷気に包まれながらさらに進むと、水の落ちる音が大きくなり滝が目の前に現れます。滝つぼへにじり寄って大滝を見上げると、ジャケットの肩を濡らすほどの迫力ある水しぶきが飛んできます。
ルートの最後には黄金の海がお出迎え
黄金崎という名前のとおり、黄金の海に迎えられる |
やがて白神の森とはあまりに趣が違う、海の景色が開けてきます。それが黄金崎。白神の山々が湛えた豊かな伏流水が、やがて沢となり川を下って、この海へと流れ込んでいるのです。そういった自然の醍醐味を感じることができるのが、このツーリングの魅力です。
遠い水平線を眺めながら、潮騒に耳を傾けるひとときをどうぞ |
白神山地へは東北自動車道をひたすら走り、大鰐弘前インターで下ります。白神山地をかすめるように東西に走る白神ライン(旧・弘西林道)は50kmのロングダートですが、フラットで走りやすい道。秋田道経由で戻ってくることができます |
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