ソニー・ナブユーがワンセグチューナーを搭載
簡単だけど高性能が魅力のPNDがソニーの「NAV-U(ナブユー)」。従来のNV-U2は、他社のPNDの多くがワンセグチューナーを内蔵している中で、ワンセグチューナー未搭載というハンディがあったが、新しいNV-U3Vはワンセグチューナーを内蔵。装備面でライバルに肩を並べた。ワンセグチューナー内蔵のソニーNV-U3V。こちらはブラウンモデル |
画面サイズは4.8型ワイドで、従来のNV-U2と変わらず。ボディサイズは幅150ミリ、高さ83ミリ、奥行き25.7ミリと、ワンセグチューナーを内蔵したぶんだけ、NV-U2約5ミリほど厚みが増加。また幅は5ミリ増、高さは4ミリ減という大きさだ。
メモリー容量を4GBに倍増
メモリー容量はNV-U2の2GBから、NV-U3Vでは4GBへと倍増。その増量分には、詳細市街地図や3Dリアル交差点ガイドや方面看板案内といったリアルなガイド画像を収録した。また住所検索はNV-U2の3000万件から3400万件へへ増えるなど、検索データも充実した。詳細市街地図を搭載 |
リアル3D交差点ガイド |
さらにガイドブックをあらかじめ搭載。NV-U2でもペタマップというサイトから情報をダウンロードしてメモリーカード経由でナビ本体に転送できたが、NV-U3はペタマップのグルメ情報、ゴルフ場情報、温泉情報をプリインストール。16,500件のガイド情報がすぐに使える。いわば、ペタマップのお試し版的な内容で、自宅のパソコンでペタマップに登録すれば、最新のガイドブックを入手できるし、カーナビをクーポンとして活用することもできる。
ワンセグチューナーはPNDナンバーワンの高感度
エンターテインメント機能も進化。ミュージックプレーヤー、ビデオプレーヤーのほかにフォトビューワーを搭載し、音楽、動画、静止画を楽しめるようになった。加えて、音楽はナビとの同時再生が可能。圧縮音楽を聴きながら、ナビの案内を受けてドライブもできる。さらにワンセグである。まだ試してはいないが、ソニーではワンセグの受信感度に相当な自信を持っており、PNDではナンバーワンを自負している。この感度に関しては、機会があれば実機でテストしたあと、再度報告しようと思う。
なおNV-U3Vはブラックとブラウンの2色を用意。価格はオープンだが、市場では65,000円前後の価格が予想される。また、ワンセグチューナー無しのNV-U3も同時に発表。こちらはシルバーのみで、市場推定価格は55,000前後。発売はともに10月23日の予定だ。なお、当面はNV-U2も併売される。
NV-U3Vブラックモデル |
ワンセグ無しのNV-U3 |
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