SDD搭載の新機軸ナビが「Smoonavi」
容量8GBのSDDを搭載。素早い動作とシンプルさで優れた実用性を実現 |
8GBのSDDは、ナビデータに4GBを使用し、圧縮音源を保存できるミュージックキャッチャーに2GBを使用。残りの2GBはナビコンピュータの作業領域として確保するという内訳。ナビデータが4GBと限られているから、HDDナビのようにビルが立体的に立ち上がるスクエアビューという3D表示や詳細市街地図といった機能はないが、約73,500枚のレーンガイド、約2,900カ所のジャンクションガイド、約104,800枚の方面看板案内、約800カ所の3D立体交差点表示、約400カ所の3D都市高速入り口表示など、案内機能はHDDナビと同等。抜け道表示がないなど、HDDナビに比べて省略された案内機能はわずかにとどまる。
検索機能は充実。「チズルとススム」にも対応
シンプルなメニューはボタンが大きく使いやすい。Webサイトから様々なデザインパターンをダウンロードすることもできる |
またHDDナビ同様、地図コミュニティサイト「チズルとススム」と連係するのも特徴のひとつ。チズルとススムは、クラリオンが運営する地図サイトで、渋滞を考慮したルート探索ができるなど、地図サイトとしても魅力的な機能を備えているが、このサイト上で検索した地点やルート情報をSDメモリーカード経由でクラリオンナビに転送できる。このサイトには新たに投稿機能が加わり、他のユーザーが提供した情報の収集もできるので、検索データの量や古さは、チズルとススムを活用することで解消できるだろう。
動作スピードはSDD採用ナビの魅力
動作の速さもスムーナビの特徴。SDDはシリコンチップで構成されているため、HDDのように回転したディスクにアクセスする必要がなく、データの読み込みがスピーディ。そのため、検索が早ければルート探索も素早い。試しに都内から北海道や九州などの遠くまでルートを引いてみたが、瞬きをする間もないほどの速さで、ルート探索が完了する。メニュー画面もシンプルで使いやすいもの。ほとんど使わない機能がたくさんあるよりは、使用頻度が高い機能が使いやすいほうが、ヘビィユーザー以外には受け入れられるはず。かといってPNDほど、ナビ機能が少ないとちょっと・・・という人もいるだろう。という意味でも、機能と価格のバランスがとれたナビといえる。
最大500曲収録可能なミュージックキャッチャーを搭載
オーディオ機能だが、ミュージックキャッチャーに保存可能な音楽は最大500曲。iPodの接続に対応し、最新の第3世代iPod nano、classic、touchの音楽&ビデオの再生(touchは音楽のみ)もできる。DVD再生が可能なNX308は、VRモード対応で、地デジ放送をDVDレコーダーで録画したディスクも再生可能だ。なおUSBは未装備。SDメモリーカードスロットは備えているので、圧縮音源はSDメモリーカードに保存して再生できる。バックカメラ接続端子やetc接続端子、ビーコン接続端子も備えている。
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