2/5 秋ドライブにオススメ！カーナビ・ベスト５ [カーナビ・カーオーディオ] All About

第５位　ケンウッドHDV-990
iPodビデオも見られる音がいいナビ

ケンウッドHDV-990（23万6,250円）は音の良さと多メディア対応がウリ

ケンウッドHDV-990は「音がいい」のが売り。実際、スピーカーを同社のカスタムフィット（トレードイン）スピーカーに替えてHDV-990につなげば、純正スピーカー使用時よりも格段に音質が高まり、音楽が気持ちよく楽しめる。HDV-990は他のAVナビに比べるとリーズナブルなので、HDV-990購入の際にはカスタムフィットスピーカーとのセットをオススメしたい。

iPodとの親和性も、HDV-990の魅力のひとつ。いまAVナビのほとんどは、iPodが接続できて、タッチパネルコントロールできるのだが、HDV-990はiPodのビデオ再生にも対応している。しかもタッチパネルコントロールに対応している。iPodビデオ再生できるAVナビはほかにクラリオンがあるが、タッチパネルコントロールにも対応しているのは、現時点でケンウッドのAVナビだけだ。

圧縮フォーマット＆メディア対応力も高い

またメディア対応力もトップクラス。USBを装備しているので、USBメモリなどのUSBデバイスに保存した圧縮音源を再生できるし、CPRM対応なので地上デジタル放送をDVD-VRモードで録画したディスクも再生できる。圧縮音源はMP3/WMA/AACに対応し、動画圧縮フォーマットのDivXも再生可能など、多くのフォーマット＆メディアに対応する。

ナビ機能はベーシックなもの。通信などの高度な機能を求める人は、物足りなさを感じるかもしれない。ただし操作性の良さはトップクラス。メニューの文言は、カーナビを使ったことがない人でもわかりやすくアレンジされているし、メニュー構成もスピーディに操作できるように整理されている。道案内機能もシンプルだがわかりやすい。

モニターが高精細なVGAではないため、画像のきめ細かさではVGA採用機に比べると見劣りするが、それはリーズナブルな価格と引き替えと考えればいいだろう。ワンセグチューナーも内蔵しているし、地デジは不要、またはフルセグがいいというなら、ワンセグチューナー無しのHDV-790単体、もしくはHDV-790＋フルセグチューナーを選ぶ手もある。オプションでオービスデータがあるのもうれしい。

測位性能 ●●●
検索機能 ●●●
案内性能●●●
操作性　●●●●

第４位　クラリオン　MAX8700DT
TVや雑誌で紹介されたスポットへ出かけたいならこれ

TVや雑誌で紹介されたスポットが簡単に見つかるクラリオンMAX8700DT（32万250円）

７型ワイドVGAモニター搭載、地上デジタルチューナー標準装備、オプション追加でBluetoothのハンズフリー対応、iPodコントロール対応、DVDオーディオ再生対応、5.1chサラウンドプロセッサー内蔵など、高性能・多機能ナビに必要なスペックを網羅したAVナビだ。

検索機能の使いやすさもMAX8700DTの魅力のひとつ。なかでもユニークなのがTVサーチという機能。これはグルメスポットやレジャースポットを中心に、TVや雑誌で紹介された注目スポットを簡単＆スピーディに探し出せる機能。番組・雑誌別に探すこともできれば、自車位置の周辺にあるスポットをリストアップするのも簡単だ。

TVサーチの情報は、パソコン経由でダウンロード可能。月１回の頻度で最新版に更新できる。だから、ネタが古くならないのもうれしいところ。いま、この検索データを持つカーナビはクラリオンだけだ。

駐車場探しがラクラク

駐車場ニアピンもうれしい機能だ。これは、目的地周辺の駐車場を簡単に探せる機能。同様の機能を持つナビは他にもあるのだが、ほかが駐車場を検索すると元々の目的地が消えてしまうのに対して、クラリオンのナビは元々の目的地の場所がわかるように残しつつ、駐車場を検索できる。しかも駐車場リレー検索により、目的地から近い順に複数の駐車場をリストアップできるのがいい。

地図表示のわかりやすさは好みが分かれる所だが、個人的には瞬時に判断しやすいわかりやすいものだと思う。というのも、通常、交差点拡大図は左右均等２分割画面で表示するのだが、クラリオンは２：１分割。色味もメリハリが強く、一瞬、画面に目をやっただけで、判断できるのだ。交差点拡大図は通常地図をデジタルズームしたものだが、立体表示よりも自車から交差点までの距離を把握しやすいなどメリットも多い。

パソコンのドラッグ＆ドロップ風の操作ができるファンリングもユニーク。やや動きが鈍いなどのちょっとした不満も感じるが、全体的な操作性は悪いものではない。電源オンから地図表示までの短さも美点のひとつ。