愛車のオーディオをグレードアップしたい、でもどうすればいいかわからない……。そんなカーオーディオ初心者のために、カーオーディオの基礎を解説していきたいと思う。

カーオーディオの基本構成

まずは、カーオーディオの基本構成から。カーオーディオといっても特別なわけではなく、ホームオーディオなど、その他のオーディオ機器と同じ。大まかには、CDなどの音楽ソースを再生するプレーヤー部と、音量や音質を調整するプリアンプ部、音楽信号を増幅するパワーアンプ部、そしてパワーアンプで増幅された電気的な音楽信号を空気振動としての音に変換するスピーカーにわかれている。そしてミニコンポなどはプレーヤー/プリアンプ/パワーアンプが一体になっていたりするし、iPodなどのデジタル携帯プレーヤーは、スピーカーの替わりがヘッドホンだったりするわけだ。

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2DINサイズは高さが倍の100ミリ、幅は同じ180ミリ
カーオーディオのいわゆるヘッドユニットと呼ばれる部分も、基本的にはプレーヤー/プリアンプ/パワーアンプが一体のユニットだ。つまり、基本的なカーオーディオ・システムを構築するには、ヘッドユニット+スピーカーを揃えればいい。ただし、高級なヘッドユニットほど、パワーアンプ内蔵されていなかったり、プレーヤーとプリアンプ部も分かれていたりする。


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これが1DINサイズのヘッドユニット。幅180ミリ、高さ50ミリ
ヘッドユニットの大きさは、1DINサイズと2DINサイズの2タイプがある。DINとはドイツの工業規格のことで、カーオーディオのサイズは幅180ミリ、高さ50ミリに定められている。コレが1DINサイズ。2DINサイズは、1DINサイズを2段重ねた大きさ、つまり、幅180ミリ、高さ50ミリのサイズのものをいう。

スピーカーの基礎用語

スピーカーの説明でよく、2ウェイとか、3ウェイという言葉を耳にすることがあると思う。まず2ウェイだが、これは高域用のトゥイーターと、低域用のウーファーの2個のスピーカーユニットで、再生するスピーカーのこと。3ウェイとは、高域用のトゥイーター/中域用のミッドレンジ/低域用のウーファーという具合に、さらに細かく分割される。ちなみに、1個のスピーカーで全周波数帯域の再生をまかなう場合、そのスピーカーをフルレンジスピーカーという。

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これがセパレート2ウェイスピーカー。トゥイーターとウーファーが分かれている
セパレート2ウェイという言葉も耳にすることが多いと思う。これは、トゥイーターとウーファーが分かれたスピーカーのこと。これに対する言葉がコアキシャル2ウェイで、ウーファーの中心にトゥイーターが配置されたものだ。ちなみに純正オーディオでは、10スピーカーとか12スピーカーといったものがある。これはトゥイーター、ウーファーなど、1つのユニットを1個とカウントし、全体でいくつのユニットを装着しているかを示す。

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コアキシャル2ウェイはウーファーとトゥイーターが一体
なんとなく、スピーカーの数が多ければえらそうなイメージだが、もともとCDに記録されている音源は左右2chのステレオだから、ステレオ再生という意味では、本来ならフルレンジスピーカー2個(左右)で再生するのが理想。ただし、純正オーディオの場合、ドライバーから後席の乗員に至るまですべての人が快適に音楽を愉しめる必要があるから、スピーカーの数が増えるわけだ。

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