NSX、フェラーリ、そして・・・
大谷さんのランボルギーニ ガヤルド。4300×1900×1165mm(全長×全幅×全高)。ホイールベース2560mm。低く、短く、幅広い。フロントオーバーハングは長く、リアオーバーハングが短いプロポーションは、停まっている時でさえ前進感を強調する。そしてボディそのものがウェッジシェイプを描く。鋭角的でモダンなスタイリング。 |
「NSXが、クルマ人生の中で大きな第一の転機になりました。当時はスーパーカーのオーナーになるということが、どのようなことかさえも理解していませんでした」。借家住まいだった大谷さんは、青空駐車のNSXの盗難やいたずらに、夜も眠れない日々が続く。冬には雪が積もる地域のため、朝目が覚めてまずすることは、NSXの雪かきをすること。「次はフェラーリと決めていましたが、クルマの購入資金だけでなく、ガレージなど迎える環境造りも必要であると体感しました」。
縦長のヘッドランプ。 |
前進したAピラーの根元は、前輪の真上。極端に短いノーズ。 |
そこで大谷さんは次期購入予定のフェラーリのために、マイホームとそのガレージを建てることを決意する。「この時の最新のフェラーリはモデナで、赤いモデナに相応しい木肌を活かしたマイホームを購入し、アンティークな木造のガレージを設計しました。まさにフェラーリしか似合わないガレージです」。
サクッとナイフで削ったような面構成ながら、張りのあるフェンダー。 |
明快でメリハリあるウェッジシェイプのボディライン。突き出した腕のバックミラー。 |
ガレージも完成し、フェラーリを迎える準備が整った頃、大谷さんのクルマ人生に第二の転機が訪れる。それは「フェラーリからランボルギーニに浮気したことです(笑)」。
ランボルギーニ、そしてファイティング・ブル。 |