ランボルギーニ/ガヤルド

オーナー訪問No.019サラリーマンのガヤルド(2ページ目)

「このコーナーでは、初めての一般人ですね」と笑う大谷さん。実は大谷さんはサラリーマン。そして乗っているのは、ランボルギーニ ガヤルド。そのご自宅に伺った。

執筆者:松本 明彦

NSX、フェラーリ、そして・・・

大谷さんのランボルギーニ ガヤルド。4300×1900×1165mm(全長×全幅×全高)。ホイールベース2560mm。低く、短く、幅広い。フロントオーバーハングは長く、リアオーバーハングが短いプロポーションは、停まっている時でさえ前進感を強調する。そしてボディそのものがウェッジシェイプを描く。鋭角的でモダンなスタイリング。

「NSXが、クルマ人生の中で大きな第一の転機になりました。当時はスーパーカーのオーナーになるということが、どのようなことかさえも理解していませんでした」。借家住まいだった大谷さんは、青空駐車のNSXの盗難やいたずらに、夜も眠れない日々が続く。冬には雪が積もる地域のため、朝目が覚めてまずすることは、NSXの雪かきをすること。「次はフェラーリと決めていましたが、クルマの購入資金だけでなく、ガレージなど迎える環境造りも必要であると体感しました」。

縦長のヘッドランプ。

前進したAピラーの根元は、前輪の真上。極端に短いノーズ。

そこで大谷さんは次期購入予定のフェラーリのために、マイホームとそのガレージを建てることを決意する。「この時の最新のフェラーリはモデナで、赤いモデナに相応しい木肌を活かしたマイホームを購入し、アンティークな木造のガレージを設計しました。まさにフェラーリしか似合わないガレージです」。

サクッとナイフで削ったような面構成ながら、張りのあるフェンダー。

明快でメリハリあるウェッジシェイプのボディライン。突き出した腕のバックミラー。

ガレージも完成し、フェラーリを迎える準備が整った頃、大谷さんのクルマ人生に第二の転機が訪れる。それは「フェラーリからランボルギーニに浮気したことです(笑)」。

ランボルギーニ、そしてファイティング・ブル。
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