ランボルギーニ/ガヤルド

オーナー訪問No.019サラリーマンのガヤルド(3ページ目)

「このコーナーでは、初めての一般人ですね」と笑う大谷さん。実は大谷さんはサラリーマン。そして乗っているのは、ランボルギーニ ガヤルド。そのご自宅に伺った。

執筆者:松本 明彦

フェラーリからランボルギーニへ

大谷さんのガヤルドのインテリア。シートのみならず、ダッシュボード、ドアトリムまで、全て本革だ。レッドとブラックのコントラストも美しい。

「白いガヤルドと2年前のモーターショーで出会い、衝撃を受けました。女性的な美しいフォルムをまとうフェラーリに対して、正反対ともいえる極端に鋭角的で直線基調のガヤルド。前衛的ながら、どことなく気品ある美しさがある。誰もが認めるであろう美の象徴でもあるフェラーリを追いかけてきた私には、正に衝撃的でした」。

センターコンソールも本革。赤いステッチも効いている。

「軽やかに舞う跳ね馬とは正反対に、下からにらみ付けるような姿のファイティング・ブル。ハイパワー時代に突入しても後輪駆動にこだわるフェラーリに対し、すぐさま4WDを採用したランボルギーニ。フェラーリが赤一色だった時代には、ランボルギーニは黄色やオレンジなどの華やかなイメージカラー。そしてモデナ以降フェラーリにもカラフルな色が認知し始めると、ランボルギーニは一転してブラック&ホワイトへ」。

バケットタイプのスポーティーな、レッドの低いシート。高いセンターコンソール。

「多くのメーカーがフェラーリを意識したスポーツカーを出すのに、ランボルギーニは絶対にフェラーリの真似をしない。むしろ正反対の方向へ進もうとするんです」。

本革のドアトリムの、レッドとブラックのコントラスト。

「その反骨精神は受け継がれ、メーカーとしてビジネスでも成功している。ランボルギーニというデザインを含めたブランド自体に興味がわき、是非体験してみたい。そこでフェラーリではなく、ランボルギーニに乗ることに決めました」。プロダクト・デザイナーならではの視点が、大谷さんの興味をランボルギーニへ向けたのだろうか?

高速を走るランボルギーニ ガヤルド。
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