LEXUS(レクサス)/LEXUSの車種情報・試乗レビュー

高級車の条件。レクサスIS(2ページ目)

レクサスのコンパクトセダンIS。ISのデザインを中心に見ながら、高級車の条件、これからの日本の高級車について考える。

執筆者:松本 明彦

細部まで気を配られたデザイン


ギュッと内側に引っ張ったような緊張感あるデザインのテールランプ。安定感あるフォルム。

後退角の付いたヘッドランプとバンパーは、フロントの視覚的な「重さ」を減らし、前進感を強調し、空力にも効くデザインだ。

ISはそういった凝縮された勢いのあるダイナミックさを持ちながら、細部では日本車らしい繊細なデザインを見せる。たとえば「アローヘッド」。レクサスのデザインを表す「L-finesse」(先鋭-精妙の美)Leading-edgeとfinesseの対比をシンボライズするように、シャープなコーナー処理の内側に流麗なアール処理を組み合わせるが、グリルの縁取りのラインに表れる。

この角度から見ると、張り出したフェンダーと前に向かって絞り込まれたフロントの様子が良く分かる。

グリップタイプのドアハンドルも、安心感があり、質感高く丁寧にデザインされている。

たとえばテールランプコーナーの「エアーキック」と呼ばれる凸面。ボディサイドから流れてきた空気を綺麗に切り離し、リアに回りこみ乱流を起こさないようにするための処理だ。

シャープなコーナー処理の内側に流麗なアール処理を組み合わせるレクサスのデザインキュー、「アローヘッド」。

レクサスのディーラーの大理石のフロアに写ったISの床下。空力に配慮され、アンダーカバーが装着されているのが分かる。
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