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東モ07に見た、高級車のデザイン その3(5ページ目)

東京モーターショー2007で見た、高級車のデザイン。今回はマセラッティ、BMW、オロチなど。

執筆者:松本 明彦

BMW 1シリーズ クーペ

コンパクトな2ボックスハッチバックのみだった1シリーズに加わった3ドアクーペ。この角度から見ると、FRらしい長いノーズと、BMWらしい長いホイールベースと短いオーバーハングが見て取れる。曲線を描くサイドシルも、最近のBMW一連のデザインだ。

全長×全幅×全高は4360×1748×1423mmと先々代の3シリーズ並みのコンパクトさ。

睨むような丸目4灯のヘッドランプ、キドニーグリル、グリルにつながるラインを暗示させるバンパーのエアインテークは、小柄ながら迫力がある。


BMWコンセプト1シリーズ Tii

BMW 1シリーズ・クーペをベースに、レーシングスポーツを意図したコンセプトカー。往年の02を彷彿とさせる。ブラックのボンネット、ドアミラーカバー、エアインテークは、カーボンで軽量化されている。またボンネット両端のフィンもレーシーな雰囲気だ。


BMWコンセプトX6アクティブハイブリッド

BMWがSUVならぬSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)と呼ぶX5を、さらにスポーティーにしたクーペの雰囲気を持つSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶX6。

今回はハイブリッドのコンセプトカーとして登場しているが、2008年にはまず通常エンジンの市販車が登場予定。ショルダーの摘んだようなキャラクターライン、キックアップしたベルトライン、ガシッと骨が通ったような筋肉質の面質はBMWの個性。SUVなのにクーペのように、ここまでCピラーを寝かせるのは、大胆。
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