LEXUS(レクサス)/LEXUSの車種情報・試乗レビュー

ヨーロッパのその先へ レクサスLS(3ページ目)

今年最も話題のクルマの一台、レクサスLS。そのデザイン、最高級車としての資質は、どんなものだろうか?

執筆者:松本 明彦

二律双生

伸びやかなCピラー、短いリアデッキ、アローヘッドの一体成型の亜鉛ダイキャストのウィンドウモール。

ヘッドランプはその形状だけでなく、中のプロジェクターランプの位置、サイズ、質感にも細心の注意を払い、人の目のメタファーとして目つきの表情にもこだわる。具体的には直径を120mmと大径にし、クリスタルと同等の透明感を出す。またクリアランスランプは点灯時、レクサスの「L」字のアローヘッドになる。

点灯時クリアランスランプは、LEXUSの「L」の字に。その形状も「アローへッド」だ。

アローヘッドとは、外枠がシャープなエッジで内枠が丸みのある、コーナー部が矢印型になる処理のことだ。シャープなエッジは研ぎ澄まされたシンプルさ、丸みは艶やかな精妙さを表現。アローヘッドはクリアランスランプ以外にもフロントグリル、センタークラスター、ウィンドウモールなどにも表れる。

カードキーを持ったオーナーが近づくと、光るイルミネーテッドエントリーシステムが、足元を照らしてくれる。これも「おもてなしの心」。

スポーティーさと品格、シンプルさと精妙さなど、相反する要素を両立させるデザインの「二律双生」という考え方は、初代セルシオの大出力にもかかわらず低燃費、操安性に優れさらに乗り心地もいい等、相反する目標を両方とも高い次元で両立させる「YETの思想」にも通じる。

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