毎日乗れるスポーツカー
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高級で高品質感のあるインテリア 撮影:松本明彦 |
フラップタイプからグリップタイプになったドアハンドルを引き、ドライバーズシートに乗り込むと、一新されたインテリアにも気づく。996では「ボクスターに似ている」と言われたダッシュボード周りも、997になって素材やその形状デザインで差別化が図られ、カレラならではの高級で高品質感が高められた。
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いざと言う時に便利なリアシート。日常的に使えるクルマだ。 撮影:松本明彦 |
走り出すと、996に比べ乗り心地が良くなった事に気づく。しかも安心してスポーツができる操縦性も備える。いまや硬派な男の汗臭いスポーツカーではなく、誰にでも安心して楽しめるスポーツカーになったのだ。フロントには、2人分の泊りがけの旅行用バッグも飲み込むトランクも備え、いざと言う時に便利なリアシートもあり、スポーツカーでありながら、日常的に使えるクルマになっている。毎日乗りたいクルマだ。
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トランクも実用レベル。56×41×20cmの大型のカメラバッグ ライトウェア1420と高さ70cmの三脚ジッツォを入れてみたが、まだ中型と小型のバッグくらいなら一つずつ入りそうだ。 撮影:松本明彦 |