短いデメリットを感じさせない乗り心地は立派
リヤのデザインはR2とは違う印象に仕上げられている。リヤゲートは軽量な樹脂製だ |
サイズばかりでなくデザインもR2と同様に個性を強く打ち出したものですし、ドライバーが一人で乗ることを前提にした居住空間とラゲッジスペースのユーティリティもまたこれまでにないものです。性能的には、自然吸気のDOHCエンジンを搭載するだけなので、加給器付きエンジンほどの動力性能はありませんが、わずか800kgほどのボディですから、40kWのエンジンでも十分な実力を感じさせます。
R2に比べて全長とホイールベースを切り詰めていますが、これは走りや乗り心地にもいろいろな悪影響を与える部分がるはずです。ですが、意外に直進性の悪さやピッチングなどを感じないで走らせることができたのは、かなり入念な作り込みがなされたのでしょう。
R1のインテリアは全車が赤と黒の組み合わせになる。写真はオプションのアルカンターラ仕様 |
装備や仕様などの面で相当におごられていることもあって、価格ちょっと高めの126万円の設定。多少のオプションを装着して130万円台あたりで買う人が多いと思いますが、これだとフィットなどの1.3Lクラスのコンパクトカー変わらない価格になってしまいます。軽自動車にこれだけのお金を払ってくれる余裕のあるユーザーがどれだけいるかも興味がもたれます。
そんなこともあって販売目標台数は月に500台とかなり控えめですが、うまくニーズにはまると月に1000台くらいのペースで売れてもおかしくないクルマだと思います。
関連サイト
All About車種別サイトスバルR1・スバルR2
スバルオフィシャルサイトR1スペシャルコンテンツ