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新しくなったトゥーラン。何が変わったの?

フロントマスクが変わった新型トゥーラン。でも変わったのはそれだけじゃなかった・・!

執筆者:森山 みずほ



小変更とはいえ、今までとは全然走りの違うトゥーラン

トゥーラン
ライトが涙目のような形になったり、"Wappengrill"(ワッペングリル)と名づけられ太いクロームで縁取られたフロントグリルが新たなトゥーランの顔に



 乗るたびに良くできているなぁと関心してしまうのが、最近のVWの車。今回紹介するトゥーランももちろん同じでした。

3列シートで7人乗りという形のトゥーラン。表向きはフェイスリフトと言われる小変更なのですが、乗ってみると全然違うじゃない! というほど中身が大きく変わっていました。

その中身はエンジンが一新していて今までとは走りが全然違います。
ちなみに新モデルの排気量はすべて1.4Lに! 今までが1.6L
と2Lだったから「え~っ」という声が聞こえそうですが実はツインチャージャーエンジンTSIというものを搭載したことでカタログ数値とは裏腹に、すっごくパワフルでありながら低燃費で走れるようになっているのです。

グレードは二つあってリヤのに貼られた「TSIエンブレム」の“I”のみが赤文字のモデルが トレンドラインという、140馬力を発揮する275万円のお手頃価格モデル。
そして「TSIエンブレム」の“SとI”が赤文字になっているのが、ハイラインという170馬力のホットモデル(こちらは325万円)。

とにかく元気に、加速もビューンと爽快にミニバンを走らせたい人には後者のハイラインがオススメ。しかもこれだけ速く走れて、なおかつ安定感も感じられるところは国産ミニバンと大きく違うところ。
装備面でもこのモデルは充実していて、たとえばハンドルの動きに合わせて左右最大15度の角度で光を当ててくれるコーナリングライト機能、さらにハンドルを回したときやウィンカーを作動させたときに約35度の角度を照射するライト機能も装備されている。文章で読むとその価値がわかりにくいかもしれないけれど、夜間、とくに街灯も少ない場面でこの機能は効果絶大。安全性もアップします。

とは言え、今回のトゥーランで実はイチオシなのは、140馬力のトレンドライン。ハイラインのほうは、アクセルを踏み込めば確かにパワフルな加速感があるんだけれど、日常領域、そうあまりアクセルを床まで踏み込まないようなエンジン回転数の低いシーンでは、トレンドラインのほうがキビキビと走れてしまう! もちろん大人6人が乗っても、なんらもたつくこともなかったし。
どんな走り方が好きか? でオススメは分かれてしまうけれど、街中での利用が多いのだったら価格的にも50万円安いトレンドラインのほうをオススメしちゃいます。

今からミニバンを探そうかなと言う人は、ぜひチェックしてみたほうがいい1台ですよ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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