・プロフィール&普段の生活の中で使ってみて
国産車には絶対にない、個性的な雰囲気で人気のクライスラー・PTクルーザー。そんなPTクルーザーにカブリオレが登場しました。
しかもこれ、実際に使ってみると他のカブリオレとは違い、かなり使い勝手の良いファミリーユースでも十分に使える中身になっていたので、今回ピックアップしてみました。
このカブリオレは単にセダンのルーフを切ったモデルではなく、Aピラーより後方は専用ボディとして新しく設計されています。
またエンジンも2.4l(ちなみに今まで発売されていたセダンは2lエンジン)となっていて、左ハンドル仕様のみの設定、そして2ドアと言うのも特徴なんです。全長、全幅はセダンと同様ながら、車高が90mm低くなったことで、アメリカンな雰囲気がより強く、個性はより濃くなっています。
室内のデザインはセダンとは変わっていません。だから運転席に座った感覚も、左ハンドルになっている以外は別段変わらないのですが、実際に走らせてみると、その走行フィーリングはセダンとはまったくの別物になっていたので驚きました。それというのもエンジンの排気量がアップしただけでなく、バランサーシャフトという振動などを抑えるものが加わっていること、さらにカブリオレになったということから、ボディを強化するために、細かな部分のリファインがかなり施された効果で、振動が抑えられ、静粛性もかなり良くなっているんです。加速時の音もスムーズ。
乗り心地もマイルドで快適! 風の巻き込みも抑えられていて街中を走る40~60km/hくらいなら、髪がかき乱されることもなく本当に気持ちいいんです。ちなみに高速も走ってみましたが80km/hくらいならオープンでもOK。100km/hになると、さすがに髪を抑えたくなりましたが。