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ファミリユースでも使えるカブリオ PTクルーザーカブリオ紹介(2ページ目)

パーソナルユース指向が多いカブリオ(オープンモデル)ですが、クライスラーからとても使い勝手の良いモデルが登場。実際に子供を乗せて、PTクルーザーカブリオの実力を探ってみました

執筆者:森山 みずほ

そして試しに・・と街中で後席に子供も乗せたのですが、後席でも風は優しく、子供はかなり大喜びで乗っていました。<足元空間もカブリオレとは思えないほど広く、また2ドアながら開口部が大きいので、駐車スペースに余裕があれば、チャイルドシートの出し入れ、そして子供の乗せ降ろしも、たとえルーフを閉じた状態であっても、苦にはならなかったです。


ちなみに後席の座面は大きめで、チャイルドシートの固定具合も◎。荷室のスペースも十分にあり、ルーフを格納した状態でも、ラゲッジスペースが削られることはなく、ベビーカーくらいなら入るスペースが用意されています。またリアシートを格納することもできるので、カブリオレとしては、かなり使い勝手が良いな、と感じました。

逆にネガティブに感じたのは、セダン同様、小回り性がとても悪いこと! とにかく驚くほど曲がりません。そして後方視界も良くなく、車庫入れはちょっと苦労します。とくに夜間は、バックライトが暗いということもあり、街灯がない駐車場では、後ろが確認しずらいです。慣れるまでは、かなり慎重を強いられます。それとかなり運転席の座面高が高く、シートを一番下に設定しても、背の低い人だとちょっと姿勢がとりにくいのも気になった部分。小柄な人は、ぜひ実際にシートに座ってポジションを確認してみてくださいね。

燃費は街中ユースでリッター7km程度。このへんも今ひとつという感じですね。

しかしそんなネガティブな要素を踏まえても、風の気持ちよさなど、かなり魅力的なカブリオレに私は感じました。ルーフはボタン一つで、約10秒での開閉が可能。今回のドライブの最中、突然の雨が降って来たときがあったのですが、信号待ちの間にルーフを閉じるという早ワザも見事にこなせました。

また後席の居住性が信じられないくらい良いので、ファミリーユースでも十分に使えるというのも魅力。今まで、カブリオレというと、どうしてもパーソナルユースの色が濃いものが多かったですが、これなら子供がいても使えるし、十分に日常ユースで使える使い勝手の良さにも惹かれました。

個性的で楽しいクルマを探しているなら、ぜひお試しあれ。
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