インテリアは、フランス車らしいなかなかオシャレなデザイン。とくに色の使い方が個性的で、とても素敵でした。
また芯があり、パンッと張りのあるシートの座り心地もなかなか。サイズ的にはけして大きくないけれども、疲れにくく身体が落ち着くシートになっていました。
後席のシートアレンジは左右独立してスライド&格納できるというもの。とくにスライドは、リアゲートからも出来るように後ろに操作レバーがついていてるのは嬉しいけれど、格納は横からじゃないと操作できない。
しかも格納したシートは写真矢印のように、前席の真後ろにピタッとくっついてしまう。最初私は、この格納したシートがあるために、運転席を後ろに下げられずかなり不満に思っていたのだけれど、再度確認したら、この状態でもめいっぱい力を入れて下げれば、格納したシートが斜め後方に倒れ、運転席は下がるようになっていました。う~ん、でもこの“めいっぱい”が結構力がいるので、正直私は好きにれなかった部分。まぁ、大きな荷物を積んで頻繁に出かける・・というクルマでもないので、イザという時のための装備だからしょうがないけれども。
またユニークなのはバックドアで上下に開くスプリットタイプを採用。上だけを開けるのならば後方スペースは15cmあればOK。これは、ほとんど前車と後車との間隔をとらずに路駐をする、フランスでのクルマの使われ方を反映したもので、真後ろにピッタリクルマを停められても、荷物をラゲッジに入れられるようにしたためとのこと。でも駐車スペースの狭い日本でも、これは有効活用できますね。
また下のテールゲートは100kgの耐荷重があるので、重い荷物の出し入れはもちろん、ベンチシート代わりに使うことも可能。さらにここは、長さ71cm、容量5lの収納ボックスになっているのもユニークです。