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女性の運転上達法 燃費編 燃費を良くする運転術(2ページ目)

どうも私の車、燃費が悪くて~! と思っている人へ。“右足”の使い方を意識するだけで、燃費がグッと良くなるんです。ポイントは『カカト』にあるんですよ。

執筆者:森山 みずほ

ではどうやって操作するの?

まずは正しいドライビングポジションをとりましょう

1.シートに深く腰を落とし、その状態で、ブレーキペダルをまずは目一杯踏み込める位置 まで、シートを前に出します。
2.ステアリングの頂点(12時の位置)を握ったこぶしが、自分の目の高さより下、鼻の 位置くらいにくるように、チルトステアリング(ステアリングの高さを上下させる機能)や座面高の高さ調整で位置を調整しましょう。もしうまく調整できず、高い位置 にステアリングの頂点がきてしまう時は、座布団などを活用するのも手です。
3.ステアリングの頂点(12時の位置)を両手でもった時、軽く肘が曲がる程度(軽く! ですよ。曲げすぎないように)にシートの背もたれを起こします。この腕の状態で、 肩と背もたれがきちんとくっつくように確認を


これで正しいポジションは完了! この状態で、右足のカカトをアクセルペダルの側に置いてみてください。そしてカカトを床につけたまま、足の指先をペダルに軽く置いてみるのです。この時、足首は窮屈じゃないですか? 窮屈な時は座面高などを微調整してみましょう。

ただ車種によっては、どうしても合わない・・というものもあります。とくに輸入車は大きな体型の人を中心に考え設計されているものが多く、合わない場合があります。そんな時は、ヒールボートといって、ペダル下の床を少し高くしたりするものや、ペダルの上にゲタを履かせるような方法もあります。

さて床にカカトがつけれたら、次に意識するのが“足の指先でアクセルペダルを動かす”ということ。理想は足の親指の付け根でペダル操作をする感覚です。

先の事故例でも言いましたが、土踏まずでペダルを操作するなんて、とんでもないこと。それでは微妙なコントロールができるわけありません。でも土踏まずで操作している人、多いんですよね。つまりペダルに足全体をのせてしまうのは×なんです。

ただ、今まで運転していたクセを急に治すのはとても難しいし、ペダル操作にばかり意識が集中して、他がおろそかになってしまってはダメ。くれぐれも最初は回りの安全を確認した上で、低速で徐々に練習していってください。
これを練習し、出来るようになると、いかにヒールのある靴で運転することが危険で、しかもスムースじゃないか、が実感できると思います。

カカトを床につけてペダル操作が出来るようになると、速度を一定にして走ることも簡単になり、本当にクルマがスムースに動いてくれるようになるんですよ。燃費向上のためにも、ぜひトライしてみてください。
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