プジョー/プジョー

プジョー206が最多生産車種に

1998年にデビューしたプジョー206が、昨年11月までの累計で535万台の生産台数を記録。205を抜いて、プジョーでいちばん多く作られたモデルになった。

執筆者:森口 将之



206がプジョーで最も売れたクルマに成長した理由は?


206はまず1998年のジュネーブ・ショーで、CCのプロトタイプ(写真上)が登場。半年後のパリ・ショーで、3/5ドアハッチバックが206として発表された。翌年日本でも発売されると、2000年にはCCがデビュー。このCCがわが国で発売された01年には、ワゴンのSWのプロトタイプが姿を見せた。SWは翌年市販開始。日本にも同じ年に上陸している。



そして昨年11月。205が15年かかって打ち立てた527万8000台を抜き、535万台の累計生産台数を、たった7年で記録。プジョーでもっとも多く作られたモデルになった。ちなみにこの数字は、フランス車の最多記録であるルノー・キャトルの813万台にはおよばないものの、シトロエン2CVの386万台を抜くものだ。



このうち387万台は西ヨーロッパで販売されており、国別ではフランス、イギリス、イタリアの順で売れている。ただしCCだけで見ると、フランスを抜いてドイツがトップになっている。ヨーロッパ以外ではブラジル、アルゼンチンに続き、日本がなんと第3位に入っている。
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