プジョー/プジョー

ロードインプレッション プジョー407セダン&SW・1(2ページ目)

デザインはもちろん、プジョーということでやっぱり走りも気になる407。ということで、インプレッションを2回に分けてお届けしよう。まずは観察編から。

執筆者:森口 将之



運転席まわりは、仕上げが良くなった。デザインはオーソドックスだけれど、これはこれでプジョーっぽい。大きく寝たフロントウインドーは、それ自体が遠くにあるので、圧迫感はなし。むしろインパネの奥行きの長さが、ひろびろ感を与えてくれる。ウエストラインも低めで、プジョーらしい開放的な室内だ。日本仕様は全車右ハンドルになるけれど、さすがにサイズが大きいだけあって、ドライビングポジションは問題なかった。



装備でうれしいのは、ナビゲーションシステムが標準でついてくること。しかもオーディオを含めて、ニッポンのパイオニア製だ。プジョーに乗る人は、カーナビの取り付けかたにも気をつかうはずだから、あらかじめビルトインされているというのはいいし、リモコンを使った日本式の操作方法は使いやすいと思うはず。オーディオのヘッドユニットが、インパネにフィットしたシンプルなデザインなのもマルだ。



フロントシートはサイズがたっぷりしていて、クッションの厚みも感じる。レザーシートなので、表面の張りはあるものの、腰をおろすと適度に沈み込んで、しっとりと腰まわりをホールドしてくれる。背もたれはピシッと張っていて、サイズはやっぱり大きめ。自分のような体格(170cm・60kg)の人間には、沈み込むことでサイドサポートが得られる、ベーシックなSTグレードのファブリックのほうがいいかもしれない。
*室内の写真はすべてセダン・スポーツ2.2
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