クローズの時にはラグナワゴンよりも広いトランク容量を確保
キャビンは、インパネはハッチバックと共通だが、フロントシートのヒップポイントは24mm下げられている。とくにお尻の部分が下がっていて、クッションの傾きが大きくなっていた。そのためインパネの見え方がハッチバックとはちょっと違う。シートの座り心地はハッチバックに似ていて、ルノーとしては固めだ。リアシートは、腰を低く落とし込み、ひざを少し立てた着座姿勢になる。身長170cmの自分が前後に座った場合、ひざの前はギリギリだけれど、シートバックは肩までサポートしてくれるし、クッションはガチガチではないし、そこそこの距離なら不満なく過ごせそう。ロールバータイプのヘッドレストは、横転しそうになったとき、オープンのときは13cm、クーペのときにも8cm飛び出すようになっている。
フロントウインドーの傾きはプジョーの307CCほどではないけれど、メガーヌの場合はルーフの先端もここにくっついているので、それなりにせり出している。着座位置が低いので、うっとうしいと思うことはないけれど、自慢のグラスルーフから空を見るには、真上を向かなければならなかった。助手席や後席の人のための装備ともいえそうだが、タイトなキャビンを開放的に見せてくれるという効果はもちろんあった。
トランクは開けてびっくり。クーペのときの容量はなんと490リッターで、ラグナ・ワゴンよりも広い。オープンにすると、畳んだルーフをしまうために190リッターになるが、バンパーの一部まで開くトランクリッドのおかげで、ルーフの下の荷物が取り出しやすかった。オープナーのボタンはナンバープレートの上に、目立たないようについている。
では乗ったらどうなのか。それについては、続いてアップする予定の「試乗編」でお届けすることにしよう。
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