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新型147をナポリで試す 第1弾 2.0ツインスパーク×5MT(3ページ目)

パリオートショーで正式デビューしたマイナーチェンジ版147。大きく変わったフロントマスクがポイントだが、中身も想像以上に進化していた!

執筆者:西川 淳


↑カッパーイエロー

まずは2.0ツインスパークのMTモデルに乗った。このクルマには新開発のコンフォートサスペンションが搭載されている。フロントサスを中心にスペックや素材を変更してしなやかな乗りアジを目指したものだが、乗ってみて驚いた。ナポリの劣悪な石畳道をものともせず、柔軟にかつしっかりと路面を捉え、存外に心地よく走る。

だからといって魅力であったキビキビ感は確保されているし、逆に懐が深くなった分、余裕のある爽快なハンドリングを手に入れた。さらに、高速走行時のスタビリティも明らかに向上しており、小さいながらもグランドツーリングカーとしての資質さえ備えるに至った。

リネアロッサとは天と地の違いがある。

パワーユニットに変更はない。というよりもよくぞ2.0ツインスパークを続けてくれた。147にはこのユニットの性格が似合っている、というのがアルファロメオ側の判断だ。
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