↑F430のリア。相当に凝った造作
リアの迫力も相当だ。エンツォイメージが強いのには、賛否両論だろう。それと、アンダーディフューザーや大きなマフラーエンド開口部など下部にけっこうなボリュームがあるので、腰高に見えるのが難点。たまたま現地に居合わせた往年のピニンファリーナデザイナー、フィオラヴァンティもフロントデザインは褒めていたが、リアに関しては”ノイジー、ビジー、コンプレックス”と割と酷評気味だった。
↑モデナ以上に見られることを意識したV8エンジンになっているのも特徴だ。
インテリアはこれまでになく派手で豪華でモノ感覚に溢れている。素材はいいし、デザインは分かりやすいし、使い勝手もよさそうだし。おそらく相当な価格設定(2000万円を超える??)になるだろうから、これぐらいは当然か。
1つ1つの展示はけっこう凝っていた。特に他の市販モデル(スカエリッティやスパイダー、マラネロGTC)の後ろ側にさりげなく飾られていたシートやボディカラー見本はそっくりそのまま持って帰りたいぐらいの凝りようで、きっとどこかの超お金持ち跳ね馬マニアがマネしそうだ。
↑プレスカンファレンス
プレスカンファレンスには、ピエロ・フェラーリ副社長やセルジオ・ピニンファリーナがスピーチ。ジウジアーロ親子やフィオラヴァンティ親子といった大物もブースを見守っていた。
余談だが、会場内にはミニカーやグッズの店も数多く出店されていたが(もちろんホールは違う)、やはりフェラーリ系のお店の人気が高かった。
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