輸入車/注目の輸入車試乗レポート

アルファロメオ次世代セダンとトヨタスーパースポーツ ジュネーブのジウジアロ

ジュネーブショーに展示されるイタルデザイン(G・ジウジアーロ)のコンエプトカー2台の概要が明らかにされた

執筆者:西川 淳


まずはアルファロメオ・ヴィスコンティだ。


スポーツクーペ風のスタイリングをもつ4ドアサルーンで、位置づけ的には166の後継、もしくはその上というイメージのクルマ。低く構えたフロントマスクは今のアルファ顔をさらに先鋭にしたもの。ボリュウムたっぷりに構える4つのフェンダー、すとんと落とされたリアエンドなど、スポーツ・プレミアム路線を推し進めるアルファロメオブランドにお似合いのカタチではある。

スタイリング以上に注目すべきは、その中身。イタルデザインはこのクルマの中身をアルファロメオの次期プレミアムプラットホームだと明言している。つまり157であり、ブレラだ。

以前、アルファロメオのブランド責任者であるバンディエラ氏が語った、3.2リッターV6ツインターボエンジン+4WDシステムがその骨子であり、今回のヴィスコンティにはハッキリとすのスペックが謳われる予定だ。ちなみにパワーは408psとされている。

もう1台は、トヨタ用のプレゼンテーション、ヴォルタである。


いかにもジウジアーロらしいスーパースポーツデザインだが、これまた注目はその中身だ。

なんと、ハリアー(レクサスRX300)用に開発され、途方もなくパワフルだとウワサの最新ハイブリッドシステムを搭載するミッドシップカーなのだ。

408psという最高出力を誇り、0~100km/h加速は4秒ちょい。それでいて燃費は13.5km/lを記録するという。

イタリア車ならずとも、トヨタ+イタルデザインのコラボレーションは大いに歓迎したいところだ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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