ジュネーブショーでワールドプレミアとなるのは、アルファスポーツワゴンベースの4WDモデル。レガシィアウトバックやボルボクロスカントリー、アウディオールロードクワトロなどと同カテゴリーの、いわゆるグランドワゴンタイプで、その名もクロスワゴンと名付けられた。
スポーツワゴンよりも6cm上げられた車高と17インチタイヤが特徴だ。フロント、サイド、リアの下部にはアルミプレートが備わっている。ハイランダー化に併せて、前後バンパーの下辺から下がすべて新デザインとなった。そのせいか、156シリーズよりも1クラス上の印象さえ与える。
残念ながら写真が公表されていないため、詳細は分からないが、インテリアもかなり違う雰囲気に仕上がっているという。コンパスが付加されたミラー、新デザインのセンターコンソール、フルレザー仕様のダッシュパネルなど、質感は相当アップしているに違いない。
4WDシステムは、アルファらしいドライバビリティを考えた3ディファレンシャルのパーマネント方式を採用した。サスペンションは156用をベースとする。前ブレーキは156GTAから譲り受けた。
搭載されるエンジンは今のところ1.9リッターマルチジェットディーゼル。最高出力は150psながら、トルクは31kg-mと十分な動力性能だ。6MTを組み合わせる。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。