ランボルギーニ/ムルシエラゴ

ランボ最新モデルに速攻インプレッション ムルシエラゴ、日本の道を走る(3ページ目)

ついにランボルギーニムルシエラゴが日本の道を走った。ナンバー付き正規車両の速攻インプレッションだ。協力:アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン

執筆者:西川 淳


クラッチを踏む。軽い!ハンドル、もちろん軽い!アクセル、軽い!全部軽い。ヘタするとGT-Rよりラクショウに軽く、RX7並みかも知れぬ。またひとつ精神的な負担が消えた。

ゆっくりとクラッチを繋ぐ。650Nmのトルクにモノを言わせて、ラクラク発進だ。この辺りの気遣いの無さは、NSX以下のレベル。さしあたり、マニュアルミッションのスポーツカーの中では最強に発進させやすい。

ショウルームから一般路に出る。後方および斜め後ろの視界は相変わらずダメだが、前の視界はすこぶる良い。またもや負担が消えた。混雑した一般路を縫って走ることも苦にならない。初めて乗るスーパーカーでこれほどアグレッシブに一般路を走れた事はなかった。オーナーのように気軽に走るには慣れが必要だったのだ。

ムルシエラゴは違う。まるでMR2の如く、都内の混雑路を走り回ることができる。試しに商店街にも乗り入れてみたが、全く気遣いがない。恐るべきスーパーカーである。

高速道路に入った。アクセル一踏みで制限速度である。まるで速度感がない。そのまま何の躊躇いも無しににアクセルを踏み続けると・・・。おそらくアッと言う間に200キロオーバーであろう。そうなっても、全く怖くないハズだ。条件さえ整えば、誰でも300キロ体験ができそうな勢いである。

ストッピングパワーも文句ない。どんな速度行きでも涼しい顔で減速できる。だから、速度が上がるのだけれども・・・。
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