ランボルギーニ/ムルシエラゴ

ランボ最新モデルに速攻インプレッション ムルシエラゴ、日本の道を走る(2ページ目)

ついにランボルギーニムルシエラゴが日本の道を走った。ナンバー付き正規車両の速攻インプレッションだ。協力:アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン

執筆者:西川 淳

カウンタック以降のミッドシップランボの定石通り、お尻から室内に滑り込む。シートに腰を落ち着け、フゥと深呼吸し、じっくりと景色を眺めた。


驚いたのは、あくまで自然に座れる着座姿勢だ。まるでマトモになった。カウンタックやディアブロは、それこそ手足の短い平均身長辺りの日本人には拷問さながらのドライビングポジションであったが、ムルシエラゴはまるでNSXのように座れる。シートのアジャスト範囲も非常に広く、ベストポジションが見つけやすい。これで、相当心理的負担が解消された。

辺りを見渡して、不審なスイッチやボタンがないことを確認し、おもむろにキーを捻る。

“シュシュシュスシュヴォヴォバーン!!!!”

その身を一瞬震わせたかと思うと、いともカンタンに軽やかで甲高い咆哮を奏でる。ランボV12の音には違いないが、調律の効いた、乱れのないサウンドだ。ノーマル状態としては、最も好ましい音だと言っていい。

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