フィアットグループを構成する3ブランド、フィアット、アルファロメオ、ランチアは、それぞれ明確なマーケティングコンセプトを持っているのは、周知のことだと思う。
今回、ボローニャモーターショーでこのコンセプトの違いをまざまざと実感したのは、そこに展示されていたクルマたちではなく、各ブースに花を添えていたコンパニオンの女の子たちだった。
まずアルファロメオ。アルファのクルマって、スポーティでスタイリッシュで色っぽいくてちょっと高飛車なイメージがありません?そんなアルファロメオブースに居たコンパニオンたちも、まさに色っぽくてちょっと高飛車な雰囲気持っていた。
続いてフィアット。世界的にも由緒正しい大衆車ブランドだけあって、美しくて華やかなクルマよりも親しみやすくて可愛らしいクルマが多かったり、圧倒的なパワーはないけど良く働くエンジンを作ったり。フィアットブースのコンパニオンたちも、とびきり美人じゃないけど彼女たちの笑顔をみているとほっとするような気がするのはボクだけだろうか。何となく気軽に話しかけられそうな感じだ。
最後にランチア。クルマが大きかろうが小さかろうが、とにかく1グレード上を目指しているブランド。ゴージャスな内装、シックな外装、至れり尽くせりだけどステアリングを握る方もちょっと背伸びしてしまいがち。ランチアブースのコンパニオンたちは、写真の女の子だけでなくみんな金髪で背が高くて、ちょっと見にはイタリア人っぽくない!なんだか近寄りがたい雰囲気。「ふん、あなたとは格が違うのよ!」と言われるんじゃないかと冷や冷やものだ。
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