カー・オブ・ザ・イヤーの表彰は国産車部門と輸入車部門に分かれています。昨年11月から今年の10月までに日本で新発売されたクルマ(ニューモデル、フルモデルチェンジ、追加車種)の中からそれぞれ10ベスト、5ベストと呼ばれる候補車が事前投票によって選ばれ、その中からイヤーカーが選ばれる仕組み。ちなみに国産車部門はホンダフィットで、特別賞にはトヨタエスティマハイブリッドが選ばれました。
今年の輸入車部門は例年にない激戦でした。プジョー307、アウディA4、ボルボS60、ジャガーXタイプといった各ブランドの屋台骨モデルの新型車導入が相次ぐ中で、アルファロメオ147がイヤーカーになったことは快挙と言っていいでしょう。ようやく日本のイタリア車にも“春”がやってきたのです。
決戦投票による順位は、アルファ147に次いでアウディA4、ボルボS60、ジャガーXタイプ、プジョー307の順という結果でした。55人の選考委員中およそ半数の25人が147に持ち点25点中の1台あたりに分配可能な満点・10点を入れ、得点で2位以下を50ポイント以上引き離しての圧勝となりました。
アルファロメオ147に新たな勲章が加わったといえるでしょう。