室内は非常にルーミーだ。後方視界も向上した。何より、ドライビングポジションに苦労しない。ランボルギーニの12気筒を、ベストポジションで運転できるのは平均的な身長の日本人にとってはじめての経験だろう。
ギアボックスは6段。トラクションコントロール付。いずれもカタログモデルのランボルギーニ初の試みだ。
こうもりの由来は、ボタンまたは自動で上下するエアインテークによっている。より空気が必要な低速域において、インテークの開口部は最大となり、速度を増すにつれそれは空気の流れを妨げぬよう、静かにボディパネルと融合する。
ひとっ走りした後、その”羽根”を休めていたムルシエラーゴは、静止に近づくと同時にまるで空中停止をするこうもりのように羽根を拡げるのだ。
鋭角的に絞り込まれたフロントフェイスは、近づいて初めてその大迫力に気づく。対して、リアの圧倒的なボリューム感には言葉も出ない。
ムルシエラゴ。ミウラの親戚というこの闘牛は、夜の闇を切り裂くスーパーバッドでもあるのだ。
詳細はFロード(マガジンボックス社刊)11月号での明嵐正彦氏のリポートで明らかになる!
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ムルシェラーゴ登場
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