入り口正面は大きな吹き抜けです。そこから階段が伸び、各年代の”宝石”がズラリと列ぶフロアへと導かれます。
その吹き抜けを覗くと、下のフロアには輝かしい歴史に彩られたアルファロメオのグランプリマシンがズラリ。30年代のティーポA、B、Cに始まってP2やRLタルガフローリオなどを見ることが出来ます。
この階にはその他、主だった戦前のグランツーリズモや、アルファ製の飛行機エンジンなどが展示されていて、ひとつひとつじっくり眺めていると、本当に時のたつのも忘れてしまいそう。
後ろ髪を引かれる思いで次ぎのフロアに移動です。50~60年代にかけての素晴らしいコレクションが我々を迎えてくれます。個人的に大好きなティーポ33/2ストラダーレや33/2デイトナ、6C3000など、もう時間を忘れてしまいそうな空間です。
そこからさらにスロープを下ると、70年代以降のF1マシンや馴染みの深い155DTMなどが揃っています。水平対向12気筒を積む赤いマルティニカラーのブラバムBT45は、70年代F1大好きな僕にはほとんど郷愁ものといえるでしょう。