アルファミュージアムのあるアルファロメオ本社は、ミラノの中心からクルマでアウトストラーダを抜けおよそ3~40分のところにあります。私たちが飛行機で主に降り立つミラノ・、マルペンサ空港から市内に向かう途中でもあります。ミラノ市内に向かって右側に、アルファロメオの大きな施設がアウトストラーダから見えるはず。
アルファミュージアムは本社の一角にあります。外観は写真の通り、かなり殺風景ですね。それもそのはず。このミュージアムは基本的には一般公開されておらず、よって入場料もありません。
ドアをくぐると、ツーンと古いクルマに特有の臭いが漂ってきます。そして、ただし、よくある動かないクルマの”死臭”ではなく、もう少しフレッシュなオイル臭さですね。
中は、少し暗めです。クルマにとってはこれぐらいが限界でしょう。入ってすぐ左側には最新モデルがずらりと並べられています。
右側は受け付け。ちょっと座ってみました。
右を向くと、1906と描かれた大きな壁の前に1台の馬車のようなクルマが置かれています。そう、アルファの礎ともいうべきダラック8/10HPです。ちなみにこのクルマはアルファロメオとは名乗ってません。ミラノ近郊ポルテッロの工場で1906年生産が始めり、5年後にこの工場で初めてのアルファ(24HP)が生産されています。