昨年秋に、欧州21カ国を代表するモータージャーナリスト56名の投票によって、2001年ヨーロピアン・カー・オブ・ザ・イヤーに選出されたアルファロメオ147。その授与式が、去る1月25日、ハンブルグで行われた。
授与式には、フィアットオート社のCEOであるロベルト・テストーネ氏やフィアット社CEのパオロ・カンタレッラ氏などが出席。テストーネ氏は、「この賞はアルファ147というクルマのみならず、アルファロメオがその90年以上に渡る歴史で築いてきたブランド力を評価されたものだ」とコメントした。
アルファロメオ147は、フォードモンデオやトヨタプリウス、アウディA2といった強豪を相手に、堂々の1位に選ばれた。56人中51人がその名前をリストに書き込んだというから、圧倒的、と言えよう。1998年の156に続き2度目、フィアット系としては10度目の受賞となる。
ちなみに、この147シリーズ、マーケットでも非常に好調で、発売後2ヶ月ですでに4万台以上の受注を抱えており、この4月には待望の5ドアモデルが追加されることも手伝って、しばらくは人気が続きそう。
日本への正規輸入は秋の予定。当初は2.0TSセレスピードのみ。並行輸入車はすでに上陸していて、売れ行きはなかなか良く、人気の色や仕様はかなりの納車待ちが予想される。5ドアモデルの生産を控え、メーカー側も受注残生産に四苦八苦の状況、といったところ。
ちなみに、筆者も正規輸入される見込みの薄い1.6Lのマニュアルミッション車を買おうと、チェッカーモータース支援発表前のオートトレーディングに行った。が、好みのボディカラーとインテリアカラーの組み合わせはすべて売れ切れ。発注しても半年ぐらい先になるかも、と言われ泣く泣く断念した。
願わくば、正規輸入においても、ボデイ・ガングレーに内装赤、などある程度色が選べるといいのだが・・・。フィアット・オート・ジャパンの政策に期待したい。
フィアット・オート・ジャパン
本国オフィシャルサイト アルファロメオ
本国アルファ147オフィシャルサイト
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