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限定2010台導入! シビック タイプRユーロ(3ページ目)

本来は2009年春に日本導入予定だった欧州シビック タイプRが、「シビック タイプRユーロ」として限定2010台が発売された。走らせてみると、セダンのタイプRとは異なる性格のクルマであることがわかった。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

興味のある人はお早めに

ミラノ レッド見えない部分では、大型エンジンアンダーカバーやフロアアンダーカバー、サスペンションビームカバーなどを採用し、フロア下全体の清流による空力効果を向上
現在、日本国内の自動車市場は規模縮小傾向ですが、その中にあって、高額ハッチバック車の市場は比較的安定しており、小規模ながら不況の影響は小さく、堅調に推移いるといえる状況です。その中で7~8割は欧州車が占めています。

このクルマもホンダ車とはいえ、半分欧州車のような感じですが、ホンダらしい独創性をヒシヒシと感じさせる価値のあるクルマです。強力な並み居るライバルのいる欧州市場でも、すでに高く評価されています。

チャンピオンシップ ホワイトアラバスター シルバー メタリック
ボディカラーは「ミラノ レッド」のほか、「チャンピオンシップ ホワイト」「アラバスター シルバー メタリック」の計3色から選べる

そしてこのクルマは、あくまで「タイプR」なのです。開発陣は、このクルマに「ユーロR」ではなく「タイプRユーロ」と名付けたのは、あくまで「タイプR」としての性能にこだわったから。「欧州におけるタイプRというのはこういうものだ」という境地を、日本のファンにも味わっていただきたい旨を語っています。

インサイトと同時開発の車両であるため、不況による工場の生産の都合で、半年ほど日本導入が遅れてしまいましたが、こうしたクルマながら、車両価格が300万円を切ったことも画期的。しかも、将来的にプレミアが付くことも予想されます。台数も限られているので、興味のある人はお早めに! いろいろな意味で買っておいて損のない、そして満足感の高いクルマだと思います。

リアビューではカラードテールゲートスポイラーが印象的
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