メルセデス・ベンツ/メルセデス・ベンツの車種情報・試乗レポート

メルセデスEクラスクーペが14年ぶりに復活(2ページ目)

セダンが発売されたばかりのメルセデス・ベンツEクラスに、矢継ぎ早にクーペが追加された。Eクラスとしては3世代前のW124型以来、実に14年ぶりとなるクーペモデルの復活に、期待せずにいられない。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

パーソナルな雰囲気

大きなドアを開けて乗降するのもクーペの醍醐味トランク容量は415L(VDA法)とたっぷり。ゴルフバッグ3つを積載可能。後席は分割可倒式ところで、ドイツの3つのプレミアムブランドは、最近ではメルセデス・ベンツだけでなく、BMWやアウディも多車種を展開しています。スポーツ&スペシャリティ系というと、BMWには、1シリーズにも3シリーズにも2ドアクーペがあるし、Z4や6シリーズもあり、アウディにもTTやA5があるし、これからスポーツバックも出てくるわけです。

メルセデスも、SLクラスやCLクラス、SLKクラスはあるし、CLSクラスのようなモデルもあったりと、スポーツ&スペシャリティ系もかなり充実しているのです。その中でEクラスクーペは、見てのとおり2ドアでかつ4シーターで、CLクラスほど高価でないというクルマ。Eクラスのセダンよりもずっとパーソナルな雰囲気があるところはクーペならでは。本当にスタイリッシュなクルマです。

E350クーペのホイールは17インチ5ツインスポークが標準となる
前席には、シートベルトを自動的に送り出すオートマティックベルトフィーダーを採用セダンではちょっとくどいかなと感じたサイドのキャラクターラインも、クーペではすでに目に馴染んで見えるし、ワンモーションっぽくまとめられたフォルムのまとまりもいい。また、CLKクラスもそうだったのですが、さしものメルセデスも数年前はコストダウンの影響の痕跡が隠せなかったところを、最新モデル各車はそのあたりもしっかり挽回してきているわけですが、Eクラスクーペもまさしくそう。けっこう高価なクルマではありますが、それも納得させられるだけの雰囲気を持っています。

前後ウインドウを下げるとBピラーがなくなるのはメルセデスのクーペモデルの伝統。シートはセダンよりもスポーティな形状となる通常の約2倍の透過面積を持ち、断熱強化ガラスを採用したパノラミックスライディングルーフ

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