マセラティ史上最強のスペック

ピニンファリーナが手がけた流麗なラインは、美しさにさらに磨きがかかった。価格はグラントゥーリズモの220万円高となる1750万円で、デリバリーは今秋に開始される予定という

マセラティ・グラントゥーリズモの発表から1年が経過し、その高性能版である「グラントゥーリズモS」が発売されました。

最大のポイントは、新開発のパワートレインです。グラントゥーリズモの4.2L V8よりも排気量を500cc拡大した新開発4.7L V8エンジンは、最高出力440ps/7000rpm、最大トルク50.0kgm/4750rpmを発揮。従来よりも35ps/3.0kgmのスペック向上をはたし、レブリミットは従来の7250rpmから7600rpmに引き上げられています。

新開発の電子制御6速2ペダルMT「MCシフト」シフトパドルを備えたステアリングホイール

トランスミッションは「MCシフト」と呼ばれる新開発の電子制御6速2ペダルMTが組み合されます。一般走行に適した「オート・ノーマルモード」、エンジン性能を最大限に引き出す「マニュアル・スポーツモード」、わずか0.1秒でシフトチェンジを行なう「MCシフトモード」など、6種類の変速モードが選択可能となっています。

また、エンジン自体の重量増を抑えたことに加えて、エンジンを前に、ミッションを後ろに搭載するトランスアクスル・レイアウトを採用したことで、FR車ながら47:53というリアよりの前後重量配分を実現しています。

0-100km/h加速は4.9秒と、グラントゥーリズモを0.3秒も上回り、最高速度は10km/hアップの295km/hを達成するなど、マセラティ史上最速のモデルに仕上がっています。

通常は静かな排気音に抑えられているが、スポーツモードを選択するとエグゾーストパイプのニューマチックバルブが開き、排気効率が向上するとともにスポーティなサウンドを奏でるという


サスペンションは、グラントゥーリズモより減衰力を10%高めるとともに減衰特性を見直したシングルレート・ショックアブソーバーを採用。ブレーキは、マセラティとブレンボ社により共同開発された高性能システムを装備しています。

20インチのアロイホイールを標準装備。ブレーキはフロントに直径360mmの軽量なデュアルキャスト・ディスクと6ポット・アルミモノブロック・キャリパーを組み合わせる


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