雪道を安全に走行するためにも不可欠なスタッドレスだが、購入時には銘柄や時期など悩みどころも多いもの |
買い替えのタイミング
すでにスタッドレスを持っている場合、今持っているタイヤがいつまで使えるのか、というのが、一番の悩みどころでしょう。タイヤは生モノと言われますが、特にスタッドレスは鮮度が重要です。スタッドレスが当初の性能を発揮できるのは、新品を装着して3~5年が目安といわれますが、その寿命は使い方やオフシーズンの保管方法などで大きく変わってきますから、一概には言えないようです。トレッドの摩耗量や柔軟性なども寿命を見極める目安にしてみてください。タイヤサイドに刻印された4ケタの数字は、前の2ケタが製造週を後2ケタが製造年下2ケタを表す。写真は2006年の第22週目製造の意味 |
もっともタイヤメーカーでは、しっかりとした保管状況でなら、タイヤの劣化はほとんどないと説明していますから、そのあたりの判断は皆さんにお任せしますが、いずれにしても新しいに越したことはありません。そのため、タイヤの寿命を見極めるには、使用期間だけでなく、製造からの期間というのもひとつの目安にできるのです。
またタイヤの製造年月は、経済的な理由などから中古タイヤを購入する時にも、参考になります。使用期間だけでなく、製造年月も合わせて確認することで、中古タイヤを購入する際のリスクを少しでも低減することができるでしょう。そのあたりのデータを教えてくれないということは……、答えは推して知るべし、ということ。
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