クルマの内装が憧れのブランド仕様だったら。なんとも夢のような話ではないですか。そんなドリーム・プロジェクトが実現しました。シトロエンC3の内装を、あのエルメスが手がけるというものです。エルメスといえば元々は馬具を手がけていたメーカー。現代の馬車であるクルマをどんな風に仕上げるか、ブランド・ファンならずとも興味を惹かれるところです。
インテリアはシート、ダッシュボード、ドアサイドなどにエルメス独自の素材とデザイン、技術を施したトリム仕立て。エクステリアはエルメスのオリジナルカラー「ルージュ・エルメス」に特別塗装されます。そしてそのベースとなるのはなんと日本仕様車の右ハンドル・バージョン。むむむ、これは?
そうです、この世界に一台のエルメス特別仕様車は完成後、10月中旬以降にシトロエン・ジャポンやエルメスジャポンのイベントでお披露目されるのですが、約一ヶ月の一般公開のあとは、フランスの国際人道医療支援団体であるメドゥサン・デュ・モンドの日本における特定非営利活動法人(NPO)メドゥサン・デュ・モンド・ジャポンに寄贈されるのです。そしてここが開催するチャリティ・オークションにて一般向けに販売され、得られた収益はメドゥサン・デュ・モンドが展開している世界各地での医療支援活動の資金として活用されるというわけです。
ブランド好きの日本人をターゲットにするあたり、うーん、と考えるモノもありますが、でも、欲しい! と強く願う日本人が少なからずいるのは確か。しかもその収益金が有効活用されるとあらば「欲しい人、買える人には、できるだけ高く買っていただきましょう!」と思ってしまったり。私はエルメス仕様になったら怖くて使えなくなりそうですが、でも、やはり興味津々。まだまだ制作中ですが、できあがったら是非、見に行こうと思います。
シトロエンC3のホームページはこちらから。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。