新境地を拓いた

フロントビュー
ヴォクシー&ノアに設定された「G’s」シリーズ。価格は261万5000円~315万円。7人乗り、8人乗りを用意するが、設定は2WDのみ
「G SPORTS」、略して「G’s」。「ジーズ」シリーズは、トヨタが自ら手がけるカスタマイズモデルで、トヨタはスポーツコンバージョンシリーズと呼んでいる。今年初めに開催された東京オートサロンでも注目を浴びたが、その第1弾がすでにリリースされている。トップバッターに指名されたのがミニバンのノア/ヴォクシーだ。

この分野は、日産のミニバンの主力モデルとして定着した「ハイウェイスター」やホンダの「アクセス」や「モデューロ」などと比べてトヨタ自らが企画、同一ラインで手がけるという意味では遅れを取っていたわけだ。系列の「モデリスタ」などと違い、どんなクルマ作りを手がけるのか、とても興味深い。

マジメなベース車から一転

リヤビュー
「G’s」には基本となる「G’s」グレードと「G’s Version EDGE」がある。写真のヴォクシーは、フロントサスペンションにメンバー後端ブレースやヤマハ製のパフォーマンスダンパーなどで剛性アップが図られた後者のモデル。7人乗りの「ZS G'sバージョン エッヂ 」で、タイヤは215/45R18サイズ、専用アルミホイールを履く
まず外観から見ていくと、初めての「G’s」シリーズとしては十分に冒険心が感じられる。フロントバンパーやサイドステップ、そしてディフューザー形状の専用リヤバンパー&デュアルスポーツマフラーが、おとなしめな印象のヴォクシー&ノアをイメチェンさせるには十分な役割を果たしている。フロントバンパーには「LEDイルミネーションビーム」が組み込まれているし、メッキのグリルもワイド感を十分に演出している・

しかし、他社と比べるともう少し「攻めてもいいのか」とも感じたし、カスタマイズモデルとしてはもの足らないという向きもいるだろう。ベースモデルしか選択肢になかった人には十分にアグレッシブといえるのも難しいところで、要はさじ加減なのだが、大型ルーフスポイラーやオリジナルエンブレムなど、大物、小物を含めてもう少しオプションパーツの設定があると面白いと思う。

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