可愛いお嬢さんから、かっこいいお姉さんに少し成長

ずいぶんとシャープなスタイルである。ヴィッツといえば、ふっくら可愛く目がきゅっとした、という印象だっただけに、うわ、変えてきたなあという感じ。ひとつひとつのパーツは似ているし、全体的なデザイン自体をがらっと変えたとはいわないけれど、このヴィッツの変化はいわば、女のコが男のコになっちゃったくらい雰囲気が違う。長い髪だった宮沢りえちゃんが、ばっさりベリーショートにしたときの衝撃に似ている。この変化ぶりは結構、大きいと思う。

ボディサイズもひと回り大きくなっている
なぜにこんな大胆なイメージチェンジに出たのか? ひとつは男性ユーザーを取り込みたかったからだといえる。 

だって、ヴィッツってば可愛くて、男の人が乗っているとちょっとねえ、ってのが、若い女性の大半の意見だったのだ(イワサダ調べ)。自分が乗るなら可愛くていいけれど、男の人にはもっときりっとしたクルマに乗って欲しいという気持ちが強いのである(イワサダ調べ)。

その点、強力なライバルであるホンダのフィットはなにやら中性的な雰囲気。微妙な差ではあるけれど、フィットだったらいっかと思わせる、ぎりぎりの甘さ切り捨て感がフィットにはあるのである。

インテリアも大幅にイメージチェンジ
ならばヴィッツももう少し、シャープにしようではないか。後ろ姿など、ちょっとふんばった感じで安定感を出そうではないか。開発陣としてはそう思ったことであろう。しかし、仕上がったデザインは、昔の面影を残しながらも見事にシャープ。デザイナーってすごいなあと、改めて思ってしまう。

インテリアも「ええ~?」というくらい、先代とは全然違う。なにしろ直線的なのだ。センター部分のエアコンスイッチなどの配置といい、ドアハンドルにかけてのストレートな感じといい。それでいてヴィッツの得意技だった小物入れスペースはばっちりとたくさんつけてある。いや、お見事。

すっかりリフレッシュした新型ヴィッツ。可愛いお嬢さんから、かっこいいお姉さんに少し成長し、またコンパクトカーのランドマークとして君臨するんだろうなあ。あ、ちなみにヴィッツのメディア向け試乗会ってば、横浜の、そのランドマークタワーのそばで行われるのである。やっぱ、やることがぬかりないわ、トヨタって。

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