インパネもBMWらしい

インパネ
横方向への広がりを感じさせながら、適度に直立したインパネに、ドライバーにわずかに向けられた操作パネルはコクピット的。BMWの他のモデルと同様にドライバーの操作を第一義にする思想が感じられる。なお、iDrive/HDDナビはセットオプション。レインセンサー、オートライトシステム、ミラー内蔵タイプのETC車載器などを標準装備する
5名定員のX1だが、大人4人か大人2+子ども2人など4人までが現実的な使い方だろう。1シリーズよりもシートポジションが約9cm高いため、優れた乗降性や高めのアイポイントによる良好な視界など、SUVの美点が具現化されており、頭上空間にも平均的な日本人の身長なら十分なゆとりがある。3シリーズもそうだが、後席足もと、膝まわりにも期待以上の余裕があるのも魅力だ。X5のような広々感は望めないが、ボディサイズを考慮すれば不満の出ない車内といえる。

荷室はワゴン的

後席
大人2人が十分にくつろげる。背もたれは最大31度までリクライニングが可能。4:2:4の分割可倒式により、荷物に応じてアレンジできる。中央を倒せば両サイドに座りながら、スキー板で4枚、スノーボードで2枚積載できるという
アクティブな独身者や若いファミリー、ポストファミリーもターゲットに据えているX1の積載スペースは、十分といえる広さだ。大人4名分の1泊旅行やスキーにも対応できるのはもちろん、後席背もたれを倒せば趣味の相棒として不満はでないはず。

普段は街乗り、時々キャンプやスキーに行くのであれば2.0LのFRであるX1 sDrive18iでも対応可能だろう。在住が雪国であったり、オフロードの走破性を重視するならxDrive25iが控えている。走りについては次回報告したい。

ライバルは、価格的にはフォルクスワーゲンのティグアン、ランドローバー・フリーランダー2などが挙げられるが、スカイラインクロスオーバーなどの日本製SUVも十分にライバルになり得るし、クラス的にはメルセデスGLKなども視野に入るかも知れない。2011年にも登場するアウディQ3など、コンパクト高級SUVはますますSUVの主流を占めるだろう。

セダンやワゴンでは飽き足らないユーザーに訴求すべきSUVは、その成り立ちから大型モデルから普及し始めてきたが、ここに来て時代に沿うダウンサイジング化がされつつあるのは歓迎したい。新しいX1は、日本でもまさにジャストなサイズで、「SUVは大きいから」と敬遠してきた向きにも訴求する。アクティブなライフスタイルを予感させるそんな存在になってくれるはずだ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。