輸入車/注目の輸入車試乗レポート

ダッジ・JCは想像以上の実力車

ダッジ・JCの出来映えは想像以上によく、セダン・ミニバン・SUVの要素も中途半端になることなく巧みに融合させている。新しい3列シート車の選択肢として想像以上に魅力的だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ダッジの最新作

フロントビュー
1月17日にリリースされたダッジ・JCは、3列7人乗りのクロスオーバー。ミニバン、SUV、セダンのよさを追求したという。サイズは全長4895×全幅1880×全高1720mm。2735ccのV6エンジンに6ATを組み合わせる。価格は362万2500円でSXTという1グレードのみ
ダッジの最新モデル、JCが日本に上陸した。エスティマよりも全長で100mm、全幅で約60mm上回り、高さは10mm低いという堂々たるディメンションの持ち主。アメリカでは4WDも用意されるが、海外向けは2WDのみとのこと。ダッジらしい力強いグリルまわり、ボリューム感たっぷりのボディデザインが魅力だが、実際に目にすると大きさはもちろん十分に感じさせるが、思いのほかスポーティなサイドビューにも惹かれる。

使えるサードシート

リヤビュー
安定感がありスポーティさを感じさせるリヤビュー。ガラスハッチは採用しないが、リヤゲートは軽くて大きく開くので、荷物の出し入れも楽だろう
ダッジJCは、ダッジ・アベンジャーにも使われているプラットフォームを採用し、セダンの快適性とミニバンのユーティリティ、SUVのスタイリングを兼ね備えたユニークな成り立ちといえる。ライバルを探すと日本のミニバン勢をはじめ、ボルボXC90やアウディQ7、BMW・X5の3列シート仕様などが挙げられるだろうが、輸入SUVと決定的に異なる点は、彼らよりもサードシートが現実的に使える、つまり実用的であるということ。乗降性を含めた3列の使い勝手は欧州の高級3列SUVを上回っている。

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