ワゴン的SUV
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MLの弟分でありながら、CクラスSUVといえるのがGLKだ。全長4530×全幅1840×全高1685mm。価格は675万円 |
メルセデスのSUVは、クロカン系から乗用車系SUVへの足がかりを作ったML、巨体のGL、ゲレンデことGクラスがあるが、一番小さいCクラスベースのGLKが登場した。ライバルは価格帯こそバラバラだが、サイズ、排気量、車格的には、BMW・X3やフォルクスワーゲン・ティグアン、ランドローバーのフリーランダー2などが思い浮かぶし、日本勢はまさに多士済々居並ぶ。少し大きなアウディQ5よりは先となる日本導入となったが、コンパクトSUVとしては後発といえるだろう。
高いだけはある!?
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切れ味鋭いスタイリングは、メルセデスのラインナップのみならず、最近のSUVの中でも斬新な部類に見える。少しどん詰まり感も抱かせるフォルムだが、街中で目を惹く冴えたスタイル。最低地上高は街中向きの185mm |
ティグアンは衝撃の360万円、少々影は薄いがバランスのいい走りでレポーターもお気に入りのフリーランダー2は 395万~555万円、ガチンコになるはずのX3は570万~645万円。後発のGLKは675万円と強気と思わせるプライスタグを引っ提げて登場した。しかし、2日間だけだが付き合ってみると深く納得するに十分といえる出来映えだったのだ。
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