ライバルへのけん制策

フロントビュー
「ミニバンNo.1」を謳うセレナ。しかし新型ヴォクシー&ノア、ステップワゴンの一部改良により、商品力アップは欠かせない。マイナーチェンジにより価格は213万1500円~270万9000円
ちょっとした化粧直しだが、ライバルの変更もあり、ニッサン・セレナがマイナーチェンジを受けた。フロントグリルやバンパー、ヘッドランプの意匠を変更、インテリアもシート地やインパネのデザインを若干見直している。とはいってもロングセラーだけあって小変更にとどまっており、全体的に若々しく、クオリティがアップした印象を受ける。

あのアラウンドビューモニターを装備

アラウンドビューモニター
リヤビューは大きな変更点はない。安定感のあるデザインが特徴的だ
装備面ではやはり「アラウンドビューモニター」の採用が注目だ。エルグランドで試したところ、表示の鮮明なモニターと俯瞰からの眺めによって想像以上に駐車しやすい。この手のモニターによる車庫入れはどうも信用ならないというか、頼り切る気にならないのだが、モニターを見ながらの縦列駐車もイージーなほど完成度は高い。しかし、「目視+アラウンドビューモニター」が基本。補助的な装備としてベテランユーザーも含めて、その威力は使い始めから実感できるはず。車庫入れが苦手な方はいうまでもない。

細かなところでは、1列目と3列目の会話が容易になる「インカーホン」がカタログから落ち、新たにインテリジェントエアコンシステムが装備されている。販売の半数を占めるハイウェイスターには、専用サスペンションを採用するとともにアクティブAFSを装着することで、走りと安全性を高めている。走りについては機会があれば、今後記事でご報告したい。化粧直しレベルだが、ユーザーの細かな声を拾う改良によって、ライバルに対抗できる魅力を有しているはずだ。

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