TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

真打ちを名乗る新型「ヴォクシー/ノア」

6月27日からリリースが開始されたトヨタ「ヴォクシー/ノア」。プレス向け資料には、ジャストミニバンの「真打ち」とあるだけあって、トヨタらしい配慮に満ちた仕上がりだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


ミニバンの真打ち!?

ヴォクシー外観
ヴォクシーの上級グレードは、4640×1720×1850mm。下位グレードは、4595×1695×1850mm。3ナンバーと5ナンバーサイズが混在することに。ヴォクシーの価格は195万5000円~265万5000円
ヴォクシーおよびノアが、01年11月登場の初代以来の新型にスイッチ。待望のフルモデルチェンジだ。累計販売台数が約80万台というから、代替え予定派だけでもかなり多いだろう。3回目の車検を通すか迷っているユーザーの背中を押すだけの魅力は備えていそう。ノアは従来、タウンエース/ライトエースの流れをくむモデル。今回からは序列ではないだろうが、呼び名の順番をノア/ヴォクシーから、ヴォクシー/ノアに。ヴォクシーは、若いユーザーやドレスアップ派だけでなく、幅広い層から多くの人気を集めていただけに当然の流れだろう。ヴォクシー/ノアともに1720mmの全幅になる3ナンバーと、1695mmの5ナンバー版を用意。とはいってもサイズが拡幅されるのではなく、専用バンパーおよびホイールアーチが張り出したホイールフレアを採用したため、ちょっとはみ出した。見た目の違いだ。室内幅と5.5mの最小回転半径など、両車に違いはない。

同じ2.0Lでも異なるエンジン

ノア・フロントビュー
ノアも上位グレードのSi、Sが「エアロボディ」となり、全長4630×全幅1720×全高1850mm。「標準ボディ」が全長4595×全幅1695×全高1850mm。価格は199万5000円~265万5000円
ボディだけでなくエンジンも同じ2.0Lながら、バルブマチックを採用した「3ZR-FAE」と、デュアル可変バルブの「3ZR-FE」の2基を用意する。前者はスロットル開度に連動するのではなく、一定のまま走行状況に応じてバルブリフト量を調整できるバルブリフトを採用。日本車では初、海外ではBMWが似た機構を搭載している。メリットは燃費、二酸化炭素の排出量ともに8%向上し、出力&トルクとも前者が158ps/20.0kg-m、後者の143ps/19.8kg-mよりも上回る。両者の印象の違いや走り、乗り心地などは、試乗後にレポートしたい。

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