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「運転しやすい」ミニバンとは?(3ページ目)

ミニバンは運転しにくそうと思う人もいるはず。だが用途に応じて選択すれば快適。最新のルノー「グランセニック」「カングー」、日産「ラフェスタ」はいずれも運転のしやすさに配慮しているミニバンだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

男性も乗りやすくなった!?

全長4530×全幅1695×全高1600mm。3列目は非常用の域を出ないが、大きすぎないサイズが特徴であり、初めてのミニバンでも運転に不安は抱かせない。186万9000円~239万4000円日産ラフェスタがマイナーチェンジした。フロントフェイスを一新し、精悍にしかも高級感が増した印象だ。デザインなので見方はそれぞれあるが、マイナー前よりも男性が運転しても恥ずかしくない!? 顔つきのような印象を受ける。とくにハイウェイスターのスポーティな印象が強化されたので、女性向けという打ち出しをしているラフェスタも男性が乗っても似合うはず。その他、シート形状の変更、1と2列目席に大型ヘッドレストを採用し、安全性を高めた。装備ではカーウイングス対応のHDDカーナビゲーション採用がニュースだろう。

乗用車感覚の走り

リアビュー
リアビュー
シート形状、生地を変更し、さらにヘッドレストを大型化。ドアトリムクロスも採用
ラフェスタは、日本の中ではフランス車的な雰囲気を持ち合わせているのではないか。大きなウインドウに、「パノラミックルーフ」と呼ぶガラス張りのルーフの恩恵で開放感の高さは抜群だ。スポーティなホンダ・ストリーム辺りと比較するとまったく逆の印象を受ける。また、ミニバンとしては着座位置が低く、ステーションワゴンを運転しているような感覚なので、セダンや軽自動車などからの乗り換えでも違和感はない。とはいっても大きなウインドウなので視界はよい。それは運転席から後方を確認する場合も同様だ。サイズも3列ミニバンの中では小さめなので、取り回しはいい。車高も抑えられているから、背の高いクルマはイヤという向きも問題ないだろう。そのぶん、2、3列目席は小さめ。3列目席に大人が長時間乗るのは辛い。年に1度程度乗せるか乗せないかという程度なら、普段の使い勝手を考えてチョイスすべき。運転に自信のない方でもオススメできるミニバンだ。

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